肥  満  症

肥満症の定義

肥満症とは肥満に起因ないし関連する健康障害を合併するか、その合併が予測される場合で、医学的に減量を必要とする病態をいう。(日本肥満学会)
単に太っているだけの肥満とは別に、医学的に見て治療が必要であると判断される肥満を肥満症と定義しています。


【見た目で肥満症は決められない】
見た目ですごく太った人がみんな治療が必要かというとそれは違います。お相撲さんを見てもわかるように、太っていても健康障害が無い人もいます。その場合は肥満症ではありません。また逆に少ししか太っていなくても合併症がある場合は肥満症であり治療が必要です。

【自分の肥満度を知ろう】
1.身長と体重から判定する

体重(s)÷身長(m)÷身長(m)=BMI(ボディ・マス・インデックス)

BMIとは……肥満度指数と呼ばれ、国際的に用いられる肥満の基準となる値です。
       日本では、BMI値22を標準とし、BMI値25以上が肥満とされています。

肥満度指数

19.8未満 やせすぎの可能性
19.8以上、24.2未満 理想的
24.2以上、26.4未満 太りすぎの可能性
26.4以上、26.6未満 太りすぎ
26.6以上 かなり太りすぎ

BMI値25未満でも安心しないで!
BMI値による判定では、あくまで「見かけ」しかわかりません。問題は「中身」。同じ身長、体重でも脂肪が多いか筋肉が多いかで「中身」はぜんぜん違います。単純にBMIで計算すると肥満でない人を肥満と診断してしまう場合もあります。