先輩看護師対談
①書写病院を転職先に選んだ理由を教えてください
- 西納さん
- 病院の勤務経験もあるのですが、前職では介護老人保健施設に2年間勤めていました。 臨床に戻りたいと考えていましたが、臨床から2年離れていたことで急性期への 復帰はハードルが高いと感じていました。 それならば療養型病院であれば介護老人保健施設の経験をより有効的に活用できるのではないかと 考えていた時に当院の採用情報を見る機会があり「きっと何かの縁に違いない」と 思い切って転職を決めました。 区切りのよい年齢だったということも背中を押すきっかけになりました。
- 藤原さん
- 年齢の節目や子供の手が離れてきたという理由で当院に転職してみえる方は多いですね。 転職は少なからずエネルギーのかかることなので、きっかけに後押しされて 思い切って転職する気持ちはよく分かります。 私も当院に転職したことで理想のキャリア形成ができたと思っています。
②タイプの違う職場への転職に対してプレッシャーは感じましたか?
- 西納さん
- 臨床からしばらく離れていたため技術的なところや、判断が鈍っていないかと不安を感じていました。 療養型病院も初めてなので新しいことを覚えていけるだろうかという心配はありましたね。
- 藤原さん
-
中途入職の方はまずオリエンテーションを受けていきます。
現場に入って3ヶ月間は研修期間と私たちは考えています。
初めはプリセプターと一緒に当院の仕事の方法を覚えていただきながら
徐々に一人で行う仕事を増やしていくようにし、
いきなり一人での仕事を任せっきりにはしないよう配慮しています。
当院に入職してこれは大変だったということは何かありましたか?
- 西納さん
- 技術は身体が覚えていたようで大丈夫だったのですが、 一日のタイムスケジュールを覚えることが大変で、 皆さんと同じ仕事をしていても自分だけ遅いのが悩みでした。 急な業務が発生すると、優先順位が分からなくなってしまったこともありました。
- 藤原さん
- 曜日によって業務のスケジュールが変わりますし、 主治医の先生も毎日いるわけではないので状況に合わせて臨機応変にしないといけない仕事が多いです。 西納さんは一つ一つ確実に業務を覚えていらっしゃいますし、 今ではとても頼もしい存在になっていますよ。自信を持ってください。
③中途プリセプター制度について教えてください
- 藤原さん
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当院の中途プリセプター制度では約1ヶ月間を目安にペアを組んでいます。
入職された方の力量によってペアを組む期間も調整していますので、
ブランクがあってじっくりと業務の確認をしたい方にも安心してもらえるような仕組みになっています。
当院に入職される方はある程度のキャリアを積んでいる方がほとんどなので、 やり方を一つずつチェックして分からないところを教えるという流れです。 病院によって業務の流れやルールも違うのでそれを伝えながら当院の環境に馴染んでもらえるようサポートしています。
- 西納さん
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当院にはユニークな工夫があって入職して間もない人は「ひよこ腕章」をつけています。
私のプリセプターである藤原さんは「にわとり腕章」をつけていて誰と誰がペアなのか一目瞭然になっています。
ひよこ腕章をつけているとプリセプター以外の看護師が「困ったことはない?」と頻繁に声かけしてくださいますし、 ドクターや他職種の方にも分かりやすいので慣れていない業務が急に飛び込んでくることもありません。 看護師の経験はあるといってもやはり慣れていない環境では不安がありますので、 ひよこ腕章は良いシステムだと思います。
④書写病院に転職する魅力を教えてください
- 西納さん
- 「仕事に慣れるのは自分のペースでいいよ」と成長を急かされないところが嬉しかったです。 経験があるから「はい、やって!」と言われたりするのではないかという不安があったので 「今回だけでできるようにならなくても慣れるまではちゃんと見守るからね」という 中途入職者へのスタンスは書写病院の魅力だと思います。
- 藤原さん
- 西納さんも初めはかなり不安を感じていたようなので、 できるだけ声かけしながら「焦らないで自分のペースで大丈夫」とお伝えしてきました。 まずはシャドーをして業務の流れや患者さんの傾聴などを理解してもらってから、 徐々に新しい業務にチャレンジしてもらいました。
- 西納さん
- 他にも皆さんが声をかけやすい雰囲気を作ってくださって、慣れていない私が仕事をしやすい環境を作ってくれています。 子供や自分が体調を崩した時に勤務を代わってくれるなどお互いフォローし合う風土があり、人間関係が良いところも嬉しいです。
- 藤原さん
- 子供がいると急に体調を崩してしまう時もありますし、その時にお母さんが大変なのもよく分かります。 子育て中の看護師もたくさんいますから、みんなが家庭に負担をかけないよう配慮しながら助け合っています。 困った時はお互い様です。