教育研修制度
現場看護師の「学びたい!」「チャレンジしたい!」という気持ちを大事にしています。
そのため看護師の意見をボトムアップさせ、看護の方法や教育制度に反映させる仕組みが存在します。
看護師分科会
看護師が少人数のグループを作り、教育・コミュニケーション向上・業務改善・看護記録などの改善活動を行っております。
教育グループを例にあげると、現場看護師からどのような分野の知識向上に興味があるのか意見を集め、
院外から講師を呼んで特別講義を企画したり、院内でのみ有効な資格制度を導入したりしています。
「○○を勉強して患者様の看護に役立てたい!」と現場の看護師自ら手を挙げてスタートした企画は、
多くの看護師が熱心に取り組んでいます。
(※分科会の前身である看護対策プロジェクトの活動も含みます)
①ひよこ腕章
入職したての看護師から「一人ではできない仕事を医師から依頼され戸惑ってしまった」
という相談から生まれたのがひよこ腕章です。
誰が見てもわかるように、入職してから期間が短い看護師はひよこ腕章をつけるようになりました。
新人にも中途にもプリセプターが付く当院では、ニワトリ腕章をつけているのがプリセプターであり、
振られている番号で誰と誰がペアなのか分かりやすく工夫をしています。
さらにアソシエイトの看護師は一回り大きいニワトリの腕章をつけて、
プリセプターの相談役としてサポートを行っております。
②院内資格認定制度
看護師が常に成長している実感を持ち続けられるよう院内資格認定制度を導入しました。
資格には「摂食・嚥下障害看護」「認知症看護」といった臨床に関係するもの、
「教育指導者」「管理職候補」といったマネジメントに関係するものなどがあります。
各資格のトレーニングや経験を積み、院内で実施される試験に合格することでランクアップします。
そして資格に応じて「有資格者」の証明であるピンバッチが授与される仕組みです。
③フットケア
現場の看護師から「自院の看護に特色を出すためフットケアに取り組みたい」と意見がありました。
外部からフットケアの講師を招いて実演中心の講義を行って戴いたところ、
受講した多くの看護師が「患者様の足をピカピカにして病気を予防したい」
「足の爪をキレイにして歩きやすくしてあげたい」とフットケアの導入に賛同してくれました。
看護師全体のフットケアのスキルを高め「患者様の足をピカピカにする病院」として
強みを打ち出せるようになること、姫路エリアにおけるフットケアの基幹病院として
他院にもフットケアの情報を発信できるようになることを目標としています。