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■ お母さん体験記 ■

 

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いつになったらNとおしゃべりができるんだろう・・・。

「きっとNの父親も喋り出した時期が遅かったから大丈夫だよ・・・。」私は、そんな周囲からの言葉で期待を胸に抱いていましたが、2歳半を過ぎてもなかなか思い通りに言葉は出ませんでした。それどころかNの行動にもいくつかの疑問点が見受けられました。

そんなある日、公園で「ぽぽろ」のパンフレットを手にしました。「目が合わない、言葉が出ない、落ち着かない。」私は「あれ!?これってN(の症状)にぴったり!?」と、思いました。これが「ぽぽろ」との出会いでした。

◆ ◆ ◆

その文面が私の頭から離れなくなった2日後、Nが発熱しました。休日だったため当番医を受診し、そこで医師から「3歳を目前にしては注意力が散漫で言葉が出ていないのには問題があります。」と告げられました。このときのショックは言葉では言い表せないほどでした。

私は帰宅するなり育児書を開き、Nの症状とは違っていて欲しいと思いつつ、「自閉症」の項目に目を通しましたが、あてはまる点が多すぎました。しかし、専門医を受診する勇気がなく、すがるような思いで、早速休日明けに「ぽぽろ」に問い合わせました。

翌日に「ぽぽろ」の施設を見学し、相談した上で、即座に入園を希望しました。

◆ ◆ ◆

繰り返し疑問や不安に落ち込みましたが、NはNなんだと現実問題を受け止め、家族全員でNをバックアップする生活が始まり、徐々にその生活に慣れ、1か月後、Nは専門医から自閉傾向であるとの診断を受けました。

自閉症に関する本や、周囲の方のアドバイスで日ごとに自閉を把握しながら、自分の気持ちが落ち着いてきました。

◆ ◆ ◆

(今では)週5日通園する中で、(Nの)「ぽぽろ」での様子を指導員の方から聞くことが楽しみになりました。一歩ずつですが、成長が見られるようになり、励みとなっています。

そして今、NなりのペースでNなりのこれからの成長を背伸びをせずに見守っていきたいと思っています。

【記事の日付:2003年11月】

【記事の著者:Nの母(イニシャル表記)】

 

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