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拝啓 大阪府立狭山高等学校様
卒業生 井上 雅子 (14期生)
   半分大人のようで、まだまだ子供だった私

達。あなたのことを思い出す度、あの頃の自

分が昨日のことのように甦ります。

   阪神大震災、松本サリン事件、史上最高気

温更新。 先行き不透明の御時世に高校生活を

送りました。 しかし、私達14期生はそんな

世間とは裏腹に、存分に「高校生」を満喫し

ました。人と人との触れ合いの中で、共に喜

びを分かち合い、悲しみ、愛す。 一人の人間

として生きる、そんな容易で困難な宿題を、

あなたはいつも私達に投げかけていました。

今でさえ答えを出すことができない、そんな

宿題を−−。

   これからあなたが出逢う「高校生」が、い

つの日かあなたの元を去り、月日が流れ、ふ

と自分の人生を振り返った時、私達と同じ思

いを持つことができることを望んでいます。

   追伸、これからも新しい時代を担う高校生

を育成してください。 また御逢いしましょう。 
 

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