■ 竜巻 竜次のエッセイ集■
現在、我が家をリフォーム中です。 我が家といっても狭いマンションですから面積に限りもあります。 たかが知れたもんなんですが、そうは言っても大仕事ですし いろいろ、考えに考え、無い知恵を絞りつつ、実行に移しました。 で、発見したことが・・・ 『漫画家は大きい画面に弱い!』 すみません、すべての漫画家がそーだとは言いません。 でも、概して弱いんじゃないでしょうかねえ。 空間イメージは非常にクリアーなのに、いざ、壁紙だ、ペンキの色だと言われ それが2メートルだ、3メートルだと考えた瞬間! いきなり霞がかかるのですよ、頭の中に・・・ で、出来上がってみると当初のイメージからは遙かにかけ離れたモノが!! やっぱり漫画家はB4かB3止まりなんだなあ・・と、思いましたワ。 今、大工仕事を習おうかと思ってます。 近い将来の壁紙張りやペンキ塗りに備えて・・・
私、よく忘れ物(又は無くし物)をします。 べろべろに酔っぱらった、『タクシー』や『電車』の中が、主な舞台になります。 でも、酔ってる割に「今のタクシーやった!」とか「さっきの電車の中や!」とか、 良く思い出し、すかさず電話を入れるのですが… これが…通じない! 電話が通じないんです。 きっと、同じ様な輩が、ガンガン電話をしとるんでしょう。 話し中の嵐なんです。 一度、根性で掛け続けたことがあります。 朝から掛け続けて、やっと3時頃つながりました。 忘れ物係ちゅーのは、多分、一人しかいないんでしょー。 電話も、1台だけかも知れません。 でもって、これが……愛想が悪いのなんの! (先方の名誉のためにも言っておきます。きっと、ただ1人なんでしょう。そーゆーのは) よく、テレビで「こんなモノまで忘れるなんて!」とか、言われているモノの中には 根負けして諦めてしまったモノも数多かろう、と思う今日この頃です。 (プリペイカード入れを、“つい昨日”なくした竜巻でした。ううっっっ15000ぐらいは残ってたはずなのに!!)
最近の若いヤツ(でた!有史以前からのフレーズだ!) の、話し方が、以前からかなり気になっています。 「日本語が乱れておる!」とか「敬語の使い方がなっとらん!」とか そーゆー話じゃありません。(そんなことを言うとやぶへびになります) 発音の仕方なのです。 なんだか…口が動いていないように思われるのですが。 特に男の子(いや、もう野郎って年ぐらいですかね)に多いような気がします。 いわゆる『半開き状態』のまま、器用に話しているんですよ。 日本語って、あまり口を動かさなくても話せる言語なのかなあと 実験をしてみたのですが、手近の『関西日帰り温泉』とゆー本を朗読してみただけ でも 「そんなことはない」と分かります。 (ただし、頬の筋肉を左右に引き上げる動きは、少ないですね。 これが、口元のたるみの原因になってるかも‥‥余談ですが) なのに、彼らは口の奥の方でボワンと発音するんです。 5人ぐらいのでっかい奴らが電車内でボワボワ話してるのを見てると つい「はっきり、しゃべらんかい!!」と、恫喝したくなります。 でも、もしかしてあと何年か後に宴会で、 りっぱな腹話術芸としてなりたっているのかも‥‥ それならそうで楽しみかもしれない。
赤ん坊って幸せそうに寝てますよねえ。 それに引き替え「お年寄り」は、辛そうに寝ていると思いませんか? 電車に乗っていて、いつも思うのですが、うたた寝している人々の年齢が上がるに つれ 『辛そう度合い』が、増すように見えるのです。 あれはもしかして彼岸への距離に反比例するのではないのでしょうか? 眠っている間にグッグッと『あちら』に引っ張られそうになる。 「そうはなるまい」とグッと踏ん張る。 それが、あの表情ではないかと‥‥ たまーに、幸せそうにうたた寝してしておられるお年寄りを見ると 「もしかして『あちら』に、行ってしまわれたんじゃ」ないかと、心配になったり します。
最近、やたら気になるフレーズがあります。 ユニクロ(だけじゃないけど)の店員さんが発するせりふ、 「いらっしゃいませぇ→→え↑」と、最後が尻上がりになるイントネーション。 何時の頃から広まりだしたのか分からないんだけど、これ、 すごーく、気になるのです。 とにかく、自動ドアが開くたびに、数人の店員さんがカノンで発声する。 美容院でのシャンプー後の、7〜8人の「お疲れさまでした」コールも 困りもんなんだけど、こっちは…なんてゆーか… 「喧嘩うっとんのかぁ!」と思うぐらい耳障りなのよ。 30分居たら30回は聞かされるであろう、このイントネーション。 たぶんマニュアルから発生したんだろーけど、いったい何時から、どこから、 広まったものなのか?また、その理由は? ご存じの方がいれば、ぜひ、教えていただきたい!! |
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