■ 航海(後悔)日誌 過去1■★ 1999年7月〜12月まで★
かづさ ひろし:記録

■1999年7の月----------
「なんでこんなけ曲がりなりにもプロの絵描きで飯を食ってる人間がぎょ−さんそろってるのにこれを利用してひと儲けしたろとか漫画雑誌を出してベストセラ−にしたろとかイベントをたち上げて騒ぎまくったろかとか思う人間が出てこないのだろう…バブル華やかりしころならこれだけの漫画家がそろってたら青年誌の2〜3冊は創刊できたのに…売れるかどうかは知らんけど。嗚呼、関西にはプロデュ−サ−がいない…。」
いつものように仲間内でうだうだビ−ルを飲んでたらそんな思いが浮かんで来た。

いつのころからか飲み会に参加するようになった。関西在住の漫画家さん達の飲み会である。べつに何かの組織を作ってるわけでもメンバ−が決まってるわけでもない。だが展示会があるといっては集まり、ダンスの発表会があるといっては集まり結婚するといっては集まりライブがあるといっては集まりわいわい騒ぐのである。もちろん展示会もダンスも結婚もライブもぜんぶ参加者だれかのイベントである。
「あ〜あ、なんからく〜でおいしい仕事はないやろか。」を合言葉に、なんにもないから集まろうというのが一番多い気がするが。

…で、「なんでこんなけ…」の冒頭のコメントになるわけである。

竜巻竜次さんと電話での会話。
「チャンゼロが雑誌かタウン誌でも出してくれたらええのに…そしたらちょっとは仕事まわって来るのに…」(株式会社チャンネルゼロ。映画「ホ−ホケキョ となりの山田くん」原作、いしいひさいち著「ののちゃん」を発行している関西在住出版社。)「不況やから無理やろけど、せめてホ−ムペ−ジを作ってくれたらみんなでわいわい参加しておもしろいイベントになるのに…」とかいう話をぶつぶつしてたら、
「あんたがやったら?」といわれた。
「そうか、ぼくがやったらええんか…!。」
天啓だったのか、勘違いか。金も力もない人間に雑誌やタウン誌は無理。でもホ−ムペ−ジなら作ることが出来る。Webマガジンというパタ−ンもあるやないか。家にはパソコンがある、インタ−ネットにもつながっている、幸か不幸か簡単なHTMLなら書くことが出来る。よしみんなを巻き込んでぼくがこのイベントの音頭を取ろう…。
そして、航海(後悔)日誌のはじまりはじまり…。

■◎月▲日----------
自慢やないけど自分から何かをしようとしたことがない。宴会があると連絡がきたら「ハイハイ参加します」と手をあげ、「ライブをやろう」と話がきたら「ハイハイ参加します」と手を上げる。仕事も営業なんか大の苦手。デビュ−以来、ただひたすら電話の前でじ−−−−−−−−っと依頼が来るのを待っている。
でも自分のホ−ムペ−ジは作りたいとは思っていた。今はデザイン、イラスト関係の仕事がメインなので作品見本のペ−ジを作らなければと思っていたのだが、同じ作るのなら仕事関係以外の人も見に来てくれるような、おもしろい企画を考えたかった。でもなんにも思いつかない。そして本能的に〆切のない仕事は出来ない体質になっている。
そんな時にこの天啓。みんなを巻き込んだら作らなあかん状態になるかもしれない。
ある日、市森晴絵(漫画家)さんが結婚するという情報が入って来た。

■△月×日----------
市森晴絵さんの結婚話を肴に飲む会。
問題はみんなが興味を持って参加してくれるかどうか。よう考えたらインタ−ネットどころかパソコンも持ってない人がほとんど。まあ2〜3人は興味を持ってくれるだろう。飲み会の最中、
「今度うちでホ−ムペ−ジ作るんやけど、ついでにみんなも参加せえへん??」
思わぬ反応。興味どころか「それはええ、それはええ。」と乗って来てくれた。
レオナルドいもさんなんかは、
「これは酒の上の話ではなく、ぜひスタ−トするべきや。」と、ぐでんぐでんになりながらいってくれた。

■7月7日----------
市森晴絵さんの結婚話を肴に飲む会その2。
といっても即HP作りをスタ−トさせたわけではない。あくまでもまだ酒の上の話。案の定、この日飲み会をやることすら忘れていたレオナルドいもさんを呼び出し、もう一度同じ話をした。やっぱりみんな乗って来てくれる。インタ−ネットやHPの話題はみんなの身近にも迫って来ているらしい。これならいけるかもしれない。さて、なにをしよう。
ちなみにこの飲み会でHP作りの話をしたのはほんの数分、ほとんどは前回から引き続き市森晴絵さんの結婚話について。
「相手はだれ?何してる人?」「だれが呼ばれてるの?」「御祝いどないすんの?」「別々?」「品物?」「みんなでまとめる?」「呼ばれた人はまた別に出さなあかんの?」「品物送ってこんなんいやっていわれたらどないすんの?」等々。

結局みんなでまとめて出して結婚式に行く人が持って行くことになった。かづささんとこは夫婦やから一人分でええわ。といってくれた人が、酔っ払ってお金を集める時きっちり二人分取っていった。だれとは言わんが。

■7月20日----------
市森晴絵さん結婚式。
ぼくと、いわみせゑぢ(変換めんどくさい)さんとでギタ−を持って来て芸をやれといわれた。いわみさんはカナダへ逃げた。ひとりになったぼくは義母の脚の手術とかさなったので行けなかった。いやあ残念残念^^。

■7月24日----------
月始めに、友人の漫画家、中田雅喜さんよりHPを作ってくれとの依頼があった。往年の時代劇スタ−月形龍之介に惚れ込み月形本を作る、その顛末をHPで発表したいとのこと。
はじめは遺族に見せる見本を作ってほしい、という話なので引き受けたが、この日取材で関西へ、ついでにうちまでいらっしゃる。
とりあえず中田さんがHPの作り方を覚えるまで代わりに運営してほしいという話になる。
自分のHP作りの勉強になるかなあと、まあ一ヶ月に一回位の更新で、中田さんがHP作りを覚えるまでなら…という条件で引き受けた。おぼえてますか?中田さん。いいいいいいいいいいいい勉強になっとります。

■8月11日----------
市森晴絵さんの結婚話を肴に飲む会その3。
この日までにある程度のコンテンツをまとめる。
関西在住の漫画家、イラストレ−タ−、作家さん達の紹介ペ−ジを作る条件で、タダで原稿をもらってWebマガジンを作ってしまおう。 なんと虫のいいコンテンツだろう。
「関西発ア−トコミュニティオルカ通信」企画提案書。なる怪しげな案内書を作ってみんなに配った。
う〜む。インタ−ネットもパソコンにもさわったことのない人間にホ−ムペ−ジの仕組みを説明するのは何と難しいことか。
村上知彦さんより
「月何回更新とか、何ペ−ジまでとか、経費とか、はっきり決めた方がよい、その方が参加する方も参加しやすい。」とありがたい御言葉をいただく。
とりあえずだれが参加してくれるかなとアンケ−トをとったら、竜巻竜次さん、ありむら潜さん、いわみせゑぢさん(漢字登録した)、村上知彦さん、高宮信一さん、竹中らんこさん、レオナルドいもさんが参加してくれるという…げ、出席者全員やないの。
村上さんは株式会社チャンネルゼロとして参加してくれるという。実は村上さん自分でHPを作ろうとして挫折したらしい…。でもパソコン持ってる人何人おるんやろ。作ったHP、どうやって見るのやろ。
う〜む。こうなったらサルでも猫でもタヌキでもわかる「オルカ通信参加のしおり」を作らなあかん。かづさと佐藤をたしたら9人…話半分として4〜5人になる。なんか話がでか〜くなってきてちょっと後悔日誌…。

もちろん今回のメイン話題は市森晴絵さん結婚式情報。
花に飾られた梅田の古びた協会、純白のウエディングドレスに身を包んだ花嫁、浴びるライスシャワ−、舞うブ−ケ、二人で乗り込む車の後ろに結ばれた空き缶の束にジャストマリッジ。カンカラカンカンとけたたましい音をたて披露宴会場まで走って行ったという…。
だれか止めたれよ。

■8月中旬----------
いわみせゑぢさんの単行本を使ってHP見本を作る。
コンテンツとして
オルカ通信−−みんなの余ってる原稿を使ってWebマガジンを作る。
デザインオフィスORCA−−かづさひろし 佐藤晴美の商用デザインイラスト見本
コミュニティ−−参加者のPRペ−ジ
更新 画像月一回 文章月二回
といっても更新はなしくずしになるだろう。
「月形龍之介HP」月一回更新の予定が、はじめてのせいもあるけど、スタ−ト10日で画像やら文章やら10回くらい更新してる。ほんまにええ勉強になってます。
この絵を押すとこんなペ−ジが出ますよ。こんなことが出来ますよ。という図解入り解説付き「オルカ通信」案内書を全員に送る。
関西発ア−トコミュニティオルカ通信9月1日創刊!!
申し込み〆切8月31日…第一回の。第二回9月15日第3回9月30日… こんなけ待ったらあきらめもつくやろ。

■8月31日----------
この日までの参加者。竜巻竜次さん、チャンネルゼロ、いわみせゑぢさん、レオナルドいもさん、竹中らんこさん。
チャンネルゼロは社長の富岡さんじきじき連絡。
もちろん全員申し込みだけで原稿届かず。
まあしゃ−ないわな。肝心の「オルカ通信」のペ−ジが出来ていない。「デザインオフィスORCA」のペ−ジも「かづさひろし」のペ−ジも「佐藤晴美」のペ−ジも出来てないんやし…。
関西ア−トコミュニティ「オルカ通信」9月15日創刊!!!だはは…

■9月9日----------
市森晴絵さんの旦那お披露目パ−ティ。別名二人を肴に飲む会。前日にはっと気が付いた。さんざっぱら彼女をダシに集まってオルカ通信の打ち合わせをしながら彼女にまったく何も知らせていない。仲間はずれにしたと怒るやろか?まあしょうがない。結婚の挨拶状が来るまで本名も知らなかったし、お返しが来るまで新居の住所も知らなかったし、新婚やし、と言い訳をして彼女にさり気なくオルカ通信のことを話す。取り越し苦労。彼女はパソコン持ってなかった。これで気兼ねなく悪口が書けるじゃなくてえ、オルカ通信の案内書を渡しiMac購買欲に火を付ける。旦那さん迷惑。
竹中らんこさん、HPに載せる作品持って来る。…が、まだ途中だということでお披露目だけ。レイアウトだけくれる。いわみせゑぢさん、手描き文字の原稿を作ってるらしい。みんなおもしろいことを考えて来る。さすがというか、スペ−スさえ渡せばオリジナルなアイデアを出して来てくれる。出来上がるのが楽しみ…って、まだだれも原稿をくれへんやないの。〆切ぎりぎりまでねばるつもりか。そこまでプロに徹しなくてもええのに。まあ自分のペ−ジもまだ作ってないけど。 ラッキ−植松さんに案内書をわたす。
ありむら潜さん、忙しくでまだ出来ないと恐縮する。いやあ全員まだだれも出来てませんからとむなしい慰め。
二次会で村上さんにチャンネルゼロ参加の内容を聞く。あっ竜巻さんに原稿催促するの忘れた。あっイモさんに進行状況聞くの忘れた。あっ高宮さんには聞いたけど覚えてない。いわみさんは大道芸で生きて行けという村上さんの話とイモさんが南極2号と結婚するという話がぐるぐるまわってお開き。
まあええわ、そのうちなんとかなるやろ。

■9月15日----------
竹中らんこさんより原稿が届く。律義な人だ。土砂降りの中、ビニ−ル袋にも入れないで、明日会うのに速達便で送ってくれる。律義なひとだ。封筒びしょびしょやないの。
この夜■RANKOのお部屋■完成。
その他こちらのPR用ペ−ジは充実して来る。オルカ通信のコンテンツも佐藤晴美さんの原稿で形になって行く。
他の人の原稿は明日受け取り………予定。
関西ア−トコミュニティオルカ通信9月19日創刊!!!!!!とほほ…

■9月16日----------
はた宏遺稿展準備打ち合わせで飲む会
もう一年…まだ一年か…。漫画家で友人の、はた宏さんが亡くなって一年。遺稿展を開く事になった。まだ素人の頃、雑誌に載った、はたさんの作品を見て、
「4コマ描くんやったらこんな洒落たセンスのある絵を描きたい。」と思った作家。それが十数年立ってから知り合いになるとは…。おまけに同年代。
漫画よりも音楽仲間、アコースティックギターのバンドを、いわみせゑぢさんと三人で組んでいた。2〜3回ほどライブもやった。練習のスケジュールや、めんどくさい編曲や録音はみんな、はたさんがやってくれた。そしてそのつど飲んで話した。いつかCDを出そうといっていた。何度も何度もやりなおして作り上げるのが好きだった。ぼくは一発勝負の人前で歌う方が好きだった。いわみさんはアドリブが好きだった。陰で怒ってたんだろうねえ。じいさんになるまでうだうだ楽しめるんだと思っていた…。
ぜんぶ過去形でしか書けなくなった。
いつかCD作るからね…はたさん。

遺稿展と遺作本は奥さんや、いもさんや、村上さんや、らんこさんが中心になって動いている。ぼくはタッチしていない。でもなんとかそれまでにHPを立ち上げ紹介したかった。何とか間に合った。

今日、会場の下見に集まった。なんやかんやで看板作りと展示の手伝いをする事になった。これでまたとうぶん盛り上がる事が出来る。 去年は暗い集まりが多かったので、市森さんの結婚話で盛り上がったんやろなあ。さあ、次は展示会イベントでもりあがろう。おいおい…。

んで、いわみせゑぢさん、竜巻竜次さん、ついに原稿持ってきてくれる。これで[オルカ通信」何とかカッコがついてスタートができる…かもしれない。あとはすべてぼくの仕事が残ってしまっている。こりゃ大変。レオナルドいもさんは月末参加。
関西ア−トコミュニティ「オルカ通信」9月19日創刊…できるかもしれない。

■9月19日----------
祝「オルカ通信」9月19日創刊!!
現在9月19日29時……なんやその29時ちゅうのは!

■9月22日----------
仕事先にて竜巻竜次さんと「オルカ通信」打ち合わせ。 「4コマ漫画をタテに2本ならべると、いちいちスクロールするのが不便、落ちを見る前に隣のコマを読んでしまう、読みやすい表示の仕方はないか、イラストと文字の隙間開かないか、検索エンジンで探せない、」等々ご意見を伺う。
ごもっとも。
4コマは2コマずつ横に並べて表示出来るようにする事を約束。文字のレイアウトは簡単に直せる。検索エンジン、登録申請していないのに探せる訳がないと開き直る。
「月形龍之介HP」でHP制作よりも更新が重要だとわかっていたので、時間をかけて更新しやすいページを作ったつもり。
でも、画像は手探り状態。表示速度か、クオリティか。特に手書文字が入ってる漫画の画像処理が難しい。だれか詳しい人おらんやろか。

夜、帰宅すると中田雅喜さんよりFAX。「月形HP」の人気コーナー「月形本制作日記」を至急停止してほしいとの事。「〜日記」は月形龍之介の遺族や当時の関係者に中田さんが直接取材を行い、それをリアルタイムで発表しているドキュメンタリータッチの日記。その一連の過程での肖像権、著作権等のトラブルらしい…。実際はHPを管理しているのでどんなトラブルか具体的に知っているけどここで書くわけにはいかない。書けないからトラブルなんやから。スチール写真などはそのまま使えるらしいので一安心。
とにかく、他人とかかわりながら制作するHP作りの難しさを痛感。また勉強さしてもらう。こちも気をつけないと。了解を得ているとはいえ、プロの著作物をバンバン使ってWebページを作ろうというんやから。
ある日突然この「オルカ通信」が消えたらグチョグチョネトネトのトラブルが起こったと思ってください。

■9月26日----------
4コマ漫画ページのレイアウト変更。
各検索エンジンに一発で登録代行してくれる「一発太郎」さんのサイトへ行って登録作業をする。5〜6発かかる。 カウンターを上げるには検索エンジンより、地道なPR。そしてコネとリンクと関連掲示板書き込み。そしてなによりもこまめな更新…のような気がする。 そろそろこまめな更新準備に入ろう…かな?
そういや「オルカ通信」は月刊やろか、隔週やろか、週間やろか。 とりあえずひまな週に更新ということで、
「ひまな週刊オルカ通信」絶賛発行中!!これでいこ。

■9月27日----------
はじめて、コネでもない、あご脚付きでもない「オルカ通信」あてのメールが届く。 プロの漫画家、なかむら治彦氏から。いわみさんのお知り合い。感謝感激。「4コマ研究所」の掲示板を見ていらしてくれたらしい。「4コマ研究所」って?。見に行く。掲示板には「オルカ通信」のことやら、「はた宏展」のことやら書き込みがされている。そうか、「オルカ通信」の分類は4コマまんがサイトだったのか。いまごろ気付く。

■9月30日----------
うーーーーーむ。レオナルドいもさんから原稿は届かなかった。「ぜひHPをやるべきだ。」と酔っ払いながらもいってくれた、いもさんなのでなんとか参加して欲しい…酔っ払いながら…あれ?しらふの時にいってくれたやろか?あれ?いや、そんなことはない。7日に会うのでその時に持ってきてくれるに違いない。そうだ、きっとそうだ。
うーーーーーむ。(株)チャンネルゼロから原稿は届かなかった。「ぜひ参加したい。」と社長直々電話をくれたのに…、村上さんも熱くアドバイスをしてくれたのに…。いやいや「はた宏展」の遺作本制作で忙しいに違いない。「はた宏展」でお会いするのでその時に持ってきてくれるに違いない。そうだ、きっとそうだ。他の人は………。
閑話休題。
はた宏遺稿展の記事がスポーツニッポンに掲載されていた。日時だけではなく奥さんのことや、いもさんや村上さんのコメントも載っていた。、奥さんは今アリゾナ州に散骨(記事では分骨。向こうにお墓はないので間違いだと思う。)に行っている。生前一緒に行こうと約束してた土地だそうだ。これは16日に打ち合わせした時に聞いた。「人骨持って税関通れるんやろか。」「いざとなったら骨に糸通して首飾りにして…。」とか、不謹慎なことをいったような気がする。 とりあえず、10月7日に展示物の準備のため集まる予定。宴会は無しでまじめにお手伝いする予定……たぶん。
とにかく、公的機関で発表されたのでほっとする。
一年前の、はたさんのお葬式の時。たくさんの仕事関係の出版社から花と電報が届いていた。来ていた編集者はほんのわずかだった。そんなもんか…なんともいえなかった。

茨城県で被曝事故。被爆じゃなくて被曝だそうだ。どう考えても被爆だと思うが。関西の民放は夜中にニュースを流していない。NHKだけ臨時放送をしている…。ええんかいな。そんなもんなのか?

今日は、竜巻さんから更新用原稿が届き、関空で事故があり、はたさんの記事が載り、被曝事故があり、HPの大更新をし、国民健康保険の督促状が来た日だった。


■10月3日---------- アートコミュニティ「オルカ通信」に来場された方からポツポツとメールが届き出す。順次おたよりコーナーに載せていくつもりだが、やはりゲストブックとか掲示板とかを作った方がいいんだろうか?。「オルカ通信」を載せているプロバイダでは掲示板は作れないのでレンタルになる。無料レンタル掲示板はたくさんあるが、どこが良いのだろう?。少しずつ情報を仕入れにいかなくては…。と、?が多いが、前に画像の事で「誰か詳しいひとはおらんやろか」と書いたらすぐにアドバイスしてくれたので(けぺる先生ありがとう。)こうなったら解らん事はぜんぶ質問形式で書いていこかな…と甘い考えが浮かぶ今日このごろ。
そもそもオルカ通信参加メンバーからはパソコン、インターネット、ホームページにムチャ詳しいと思われているかも知れないが、(思てないって)HPサイト2つも管理しているのでHP制作の大ベテランと思われてるかもしれないが、(思てない思てない)今年の8月に初めてHPを作った丸っきりの若葉マークなんやけど…。
ほんまに行き当たりばったり。たまたま職業柄、興味のある情報の収集は、苦にならないのでなんとかなっているけれど…。 みなさまの、暖かいご支援お待ち申し上げます。

■10月6日----------
オルカ通信目次に「ライブ情報」追加。 竜巻竜次さんちの「ザ・キャピトルズ」が神戸で開催されるロックフェスティバルに参加するので、その情報公開ページ。竜巻さんより依頼。
そうか…「ザ・キャピトルズ」ってロックバンドやったんか…。美空ひばり特集や、ベンベンコーナーのあるロックバンドもめずらしい…。
あしたは、「はた宏遺稿展」の準備。いもさん覚えているやろか…。

■10月7日----------
はたさんの奥さんちへ、「はた宏展」の準備お手伝い。
佐藤晴美、竜巻竜次、レオナルドいも各氏、とかづさと4人でお邪魔。竹中らんこ氏はお仕事。いわみせゑぢ氏は韓国へ逃げた。
はたさんの過去の原稿から展示用作品をピックアップ。
あるわあるわ、十数年間4コマを描き続けたんやから当然やけれど、よく考えたら、はたさんの作品は初期の連載作品と絶筆になったスポーツニッポン「5時からクン」しか読んでなかった。知り合ったあと漫画以外の話ばかりしていたので、あらためて作品群、それも生原稿を見ると圧倒される。むちゃくちゃうまい人やったんやなあ…。
独自の切り口、ハイセンスなタッチなどは当然として、なんで白黒もカラーも原稿にホワイト修正の後がないの?。漫画を描く人ならどんなにすごいことかわかるだろう。 それにしても…、
出版社はなんで単行本を出さなかったんだろう。奥さんから聞いた話では、旧ソビエト連邦のブレジネフ書記長が他界した時、「もっとも困るのは漫画家のはた宏である。」と新聞にまで書かれた人(当時ブレジネフ書記長のキャラクターを作品に登場させていた。) 18年間ほとんどいろんな雑誌や新聞で連載を続けて来た人。
読売漫画大賞で入賞した人…。
うーーーーーむ…である。(単行本が少ないといっても5〜6冊は出版されています。ただそれを、はるかに上回る原稿が残っている。)

いつまでも見とれていると作業がはかどらないので、分業して展示用額に原稿をセットする。
額はラッキー植松さんから自作の展示用額をお借りする。黒と透明のアクリルで原稿をはさみ四隅をボルトで止めるだけのシンプルな額。原稿を入れるとこれがまた見栄えがするすばらしい額…なんやけど…。
手作りなのでアクリルの天地表裏を間違うとボルトが止まらない。ましてや一つ一つすべてボルト穴の位置が違うので、全部バラバラにしてしまうとそれはもう地獄のパズルゲームと化す。「くれぐれも組み合わせを間違わないように!!」と危険物取扱書のようなマニュアルが付いていた。
きっとラッキーさん自分でバラバラにしてえらい目に合ったんやろなあ。
10月にもなってクーラーをつけながら、ボルトと格闘しながらの作業は一段落。 後は搬入の日の打ち合わせをしてお開き。

ああ今日は御酒も飲まずまじめにお手伝いが出来た………………………で終わるはずがない。
南茨城「養老の滝」にて「すこし御酒をたしなむ」[(C)竜巻竜次。]
まあこんなけ人間がそろて「はいさようなら」はないわな。
いもさん、「オルカ通信」用原稿持ってきてくれず。お仕事がせっぱつまってるそうな。
はたさんの奥さん、アリゾナ州セドナで無事散骨をすませたそうな。首飾りを作らなくても持ち出せたらしい。
ツアーで同じ部屋だった人はどんな気持ちだったろう。同部屋の人が遺骨と一緒に旅する人なら。
『今日は、竜巻さんから更新用原稿が届き、関空で事故があり、はたさんの記事が載り、被曝事故があり…』と、9月30日の日誌で書いたが、「関空で事故があり」の事故とは、着陸時に機長のミスで滑走路を外れ芝生に突っ込んだらしい。一歩間違えれば大惨事。乗ってた乗客に聞いたんだから間違いない。なんと、はたさんの奥さんがその機に乗っていた。被曝事故で盛り上がってたじゃなくてえ、大騒ぎしていたその時に、なんと身近で一歩間違えれば大惨事、葬式の連荘をするとこやった。
(きっと、はたさんが助けてくれたのだろう…)と言おうと思ったが、(はたさんの怒りや…)というフレーズがよぎり、なんにもいわず。
きょうは少し早めにお開き。終電車に乗らずにすんだ。

酔っ払って帰る阪急電車、
目を閉じると、はたさんの原稿がちらつく。漫画家、はた宏の過去の原稿。
新作はもう読めない。

■10月14日---------- はた宏遺稿展の看板制作に入る。今までサボってたわけではなく、締め切りぎりぎりまで待ってたわけでもなく、B2以上のおおきな看板を作らなくてはならないので、デザイン以上にどうやって作るかアイデアが出なかった。結局Macで制作して自分でプリントアウトする事になった。
Macで作るのなら出力センターに持っていけば簡単に出力できたなあとと今ごろ気付く。文章ロゴはIllustrator で、画像はPhotoshopで作り貼り合わせる。A3ノビで2枚出力し、B2ボードに貼り合わせる。気分はもう生活苦の内職仕事。ホンマに出力センターに持っていけばよかった。が、なんか手作りの感じもまたええもんやね。
15日午前3:00制作完了。あとは午後2:00までに搬入すれば…搬入…入稿…げえっ、今日入稿があった。お…お仕事がまだ残ってる…。
この「航海日誌」は「オルカ通信」関係の出来事のみ載せているので、個人的な事は書かなかったけど、これでもまじめに生活のため、お仕事してるのです。その合間に、空いた時間を利用して、「オルカ通信」の運営をやって、イベントを手伝って、宴会をやって、競馬に行っているのです(空いた時間が多すぎるちゅーねん)。 ああ…、これから徹夜、ホンマに出力センターに持っていけばよかった、もっと前に看板作っておけばよかった、もっと前に仕事しとけばよかったと、久々に「後悔日誌」の雨あられ…。

■10月15日----------
搬入。無事PM3:00に会場到着(どこが無事やねん、1時間遅れてる…)。
はたさんの奥さん、いわみせゑぢさん、レオナルドいもさん、かづさひろし、で展示物設置の作業に入る。夕方、竹中らんこさんもお手伝いに来るが、仕事が遅れているらしくてお手伝い後すぐにお帰り、顔色すぐれず、死に掛けていた。一緒や一緒や。
展示物が足りない、額が足りない、紙がない、遺作本が来ない、額を買いに行った人たちが帰ってこない、先週制作した額のボルトがぜんぶ緩んでる、なんにも展示していない所にいもさんがスポーツニッポンの取材陣をつれてくる…。みごとにのたうちまわった展示会前夜。 遺作本は、チャンネルゼロより村上さんが手持ちで搬入してくれる。 なんとか形になったのであとは明日。
その後帰って寝る…はずもなく、飲みに行く。延々とはたさんの奥さんの愚痴を聞く。きつい一日だった。

■10月16日----------
はた宏遺稿展『はた宏ウィットの世界』開催。
AM11:00お客さん誰も来ず。わはは、長蛇の列を期待したのに。 しかしその分昨日遣り残した準備が完璧に仕上がった。
結構いい展示になったと思ってたら、村上知彦さんに「作品を並び替えていいか」と言われる。展示原稿の順番がバラバラだそうだ。さすが漫画評論家、村上さんにお願いして展示物の並び変え。何とか間に合った…って、もう始まってるっていうの。
レオナルドいもさんは途中でちょっと京都競馬場へ、きっと取材に行ったのだろう…。 夕方になると招待客や友人の漫画家さんたちも集まって大盛況となる。 久しぶりで大きな集まり、はたさんもおったらええのにと思ったがそれは無理やね。
4コマ研究所の、さんきさんと初めてお会いする。HP作りの事やノウハウなどいろいろ教えてもらた。結果としてファン代表として最後までいてもらい、えらい目に合わせたけど、まあ漫画家さんの集まり(関西の)はこんなもんやという事がわかってもらえたような気がする。
詳しい情報は、オルカ通信「特報!」でレポートしています。

■10月19日----------
日、月、は忙しくて遺稿展には顔を出せず、ふだん仕事がなくて暇やのにこんな時に限って忙しい。火曜日の夕方顔を出す。といってもお手伝いに行ったわけではなく、実は、会場の近所に焼き肉どれでも一品390円、生ビール中190円という焼き肉屋があって、いもさんといわみさんと3人で待ち合わせをしていたというわけ。しかし、いもさん仕事で帰ってしまう。いわみさんとは二人で土曜日昼食を食べにその焼き肉屋へ一度行っている、おいしかったので今日行こうという話になったんやけど…。そこへいわみさん、こんどは一品290円という焼き肉やのチラシをもらって来る。
会場では、村上知彦さんが、双葉社の編集の方と待ち合わせ。東京から泊りがけで来てくれる。はたさんの単行本「バナナケチャップ」を出版した担当者も御一緒。ご挨拶をし、名刺を交換したが邪魔になるといけないと思って、いわみさんと二人で焼き肉屋へ。
教訓。290円の焼き肉は焼き肉とちゃう!
6:30分に入ったのに7:00に宴会が終わってしまった。 その後村上さんたちと合流。久しぶりに東京の編集者の、編集者トークを体験する。

■10月21日----------
今日が最終日。あっという間の一週間。結局、いもさんと、いわみさんがほとんど毎日店番に来ていた。ご苦労様でした。6日間で芳名帳に記載されているだけで100人以上の方が来てくれる。 ぼくは夕方、後片付けのお手伝いに。最後はたくさんの人が集まり、あっという間に荷造りが終わる。いろいろあったけど終わりよければすべてよしという事で。これで、はたさんとのけじめも着いたような気がする。
はたさん、ぼくはまた、だらだらと生き恥をさらしていきます。
もちろんこのあとは打ち上げ会、そして久しぶりにカラオケへ。
飲んで歌って大騒ぎ。いやあこんなけ騒いだら、はたさんの奥さんの愚痴も聞く暇がない。新婚の市森夫妻ののろけも聞く暇がない。そのとばっちりはすべて竜巻竜次さんに。
すみません竜巻さん。かづさは逃げました。

■10月24日----------
世間ではもう秋。秋といったらいよいよG1シリーズ。プロレスとちゃうよ。競馬です競馬。 元々競馬漫画なる物を奥さんとふたりで描いてたし、一口馬主会にも入っているので、人生の大半は競馬と共に流れているのです。 ホームページを作る時もコンテンツのメインを漫画にするか競馬にするか迷ったのですが…。
今日、24日は4才牝馬のG1「秋華賞」。結果は荒れに荒れ、9万いくらの大万馬券が出てしまう。ブゼンキャンドルってだれ?当然勝負馬券は外れたけど、ネコ馬券が当たってしまう、枠連ですが…。
「ネコ馬券」そう、うちの猫は競馬をやるんです。日本ダービーの前日、奥さんがネコを拾って来たんですが、(名前はダービー、そのままやがな)そいつがみごとに当ててしまいました。「捨て猫を拾らうと一回だけ恩返しをしてくれるんやて…」と、うちの奥さんが言ってましたが…、当たってから言うな!。
ああ…信用してもっとドカンと買っとけばよかった。 まあ、ネコが当てても入って来るのはこっちの口座やし(PATで買ってます)幸先よし…… と思ってたら、何とレオナルドいもさんから意味深なメールが届いた。
「ブゼンキャンドルよ、今夜もありがとう…」
げえっ、まさか、いもさんあの9万馬券をとったんやろか?
くそっ、これは確かめなくては。
二年前の皐月賞で、いもさんは5万馬券を取った。これはおごってもらわなくてはと思ったら、なんとそれから一年間逃げ続けられて一度も会えなかった。 今度は下手すると2〜3年逃げられるかも。

■10月26日----------
いもさん、万馬券ネタでスポニチの連載4コマ描いていた。やっぱり取ったんや。
そろそろHPの更新をしなくては。
いわみせゑぢさんより「いわみせゑぢno館」用原稿を預かっているんやけど、他の人は…。 まあ「オルカ通信」連載の、漫画ストックは当分あるのでいつでも更新出来るんやけど、 あまりお客さんも増えないのでそろそろまじめにHPに取り組もう。
この前「はた宏展」のリアルタイムレポートやるって書いたけど、そんな時間がある訳がない。 仕事して、展示会手伝って飲んでバタンキューの繰り返し。 期間中HPをのぞいてくれたみなさま、ゴメンなさいです。

■10月28日----------
更新作業中。
昨日竜巻さんより、エッセイの原稿届く。が、今日電話でiMacが死んだそうな。 先日も電話でiMacが動かんと聞いたので「神に祈れ!」とアドバイスしたら、見事に動いたんやけど、今度は祈りも通じず病院送りだそうな。 メールも当分使えない、HPも見る事が出来ない、かわいそうに。 電話でHPの更新が出来た事を伝えてあげよう。わーい、悪口書き放題や♪

■10月29日----------
…と書いたら竜巻さんからメールが来た。iMacがまた復活したそうな。でも不安定やからやっぱり病院送りにするそうな。「30日から悪口書いてもいい。」と…げっ、しっかり読まれてる。

■11月5日----------
ASAHIネットよりメール。「オルカ通信」を載せているプロバイダ、ASAHIネットのコンテンツ「みんなで新聞」に11月15日より一週間「オルカ通信」を紹介してくれるらしい。あっちこっちの検索ページにも載るようになったし、これでちょっとはお客さん増えるかな?
カウンターが1000を越える。感謝感激…といっても内訳は、数百は自分やし、半分以上は身内やろなあ。9月19日〜11月5日までの間に「アートコミュニティオルカ通信」にご来店の皆様、ありがとうございました。おかげさまで4桁になりました。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
わーい♪ついに、レオナルドいもさんがその気になってくれた。今日、夜も遅くに、いもさんからFaxが入る。何と自分のページのレイアウト見本を送ってくれた。やっとオルカ通信の原稿描く気になってくれたらしい。最近、ど万馬券は当てるわ、健康診断セーフになるわ、いもさん絶好調。ついでに菊花賞のねらい目教えてくれたらええのに…。
あとは原稿を待つだけ…って、まさかレイアウトだけで原稿が着かんという落ちやないやろね。

■11月8日----------
レオナルドいもさんよりTEL。オルカ通信用原稿について質問。おおっ、やっぱり本気で原稿を作ってくれているらしい。これで次の更新は、いもさんのページを新規オープン出来る。
前からいろんな方法をためしているが決め手がない。4コマ漫画をどうやって載せるか。雑誌のように2本を横並びにするのは、竜巻さんからクレームが付いて変更。今やってる2コマずつ少しずらして横並びは、今度は、いもさんより1コマ目から3コマ目に目が行ってしまうとクレーム。番号つけてくれとリクエスト。うーむ…。コマ運びは漫画の命、こちらはストーリイ漫画のコマ運びは感覚的につかんでるが、4コママンガはあまり経験がないので難しい。 まあ、フレームタグを使って左に作品番号、右に作品を1本づつ…とやれば、簡単に解決出来ると思うのだけど、このHPは一応フレームタグは使わないと決めているのでそれ以外の方法を考えなければいけないのがつらいところ。 他の漫画のHPをもうすこしのぞいてみよう。

■11月11日----------
はじめて表紙用のイラストを描き下す。毎月描いていったら「イラストコーナー」も作品増えていくだろう。

■11月12日----------
レオナルドいもさんよりついに漫画コミュニティ用の原稿到着。
さっそく■いも畑■の制作に入る。いやあ、いもさんもやっぱりいろんな仕事してるんやなあと楽しくなる。競馬の話はよくするけれど、週間プロレスに漫画描いているのに今までプロレスの話はしたことがない。田代しんたろう氏にもメールで話したが、私は隠れプロレスファンです。
こうなりゃ「涙のプロレス日記」でも始めよっかな…って「オルカ通信」のテーマから外れるやろ。「涙のG1日記」もだれも相手にしてくれへんのに。
元々「アートコミュニティオルカ通信」は漫画とイラストをメインに置いていた。ところがよく考えたら参加メンバーは漫画でも4コマ漫画家ばかり、必然的に4コマ作品ばかりが集まる。いつのまにか4コマ漫画サイトになっていた。
それじゃあ自分でストーリイ作品描いたらええんやけれど、通信速度が10倍くらいにならないと数十頁も読んでもらえない。せめてイラストをと思ったら手元に原稿がない。
しゃあない、これからこつこつイラスト描いて載せて行こう。 広く皆さんからイラストや漫画を募集してもいいのだけれど…、
今、アルバイトでキャラクターデザインと漫画を教えたりしている。これをインターネットで出来ないだろうか…などと夢はいくらでも膨らんでいくのだが…、いまやると生活出来なくなるやろね。スポンサーでもつかんかなあ…。
週末はちょっと早いが、いもさんのページと一緒に連載漫画の更新をしよう。

■11月15日----------
う〜む。いもさんのページ制作に思ったより時間がかかってしまった。画像の取り込みに失敗…ではないけれど、いもさん4コマを白黒では地味だと色を塗ってカラーにしてくれた。でも蛍光ペンで塗ってるみたいで、ボロスキャナーではまだらに取り込んでしまう。これなら色指定の方がよかったかな。
漫画の更新は2〜3日後ということで、とりあえずは、「レオナルド・いもの★いも畑★」だけ更新しよう。
ボランティアで管理人やっている中田雅喜さんの「月形龍之介HP」。いろんな問題を何とかクリア。なんとか「月形本制作日記」を再スタートに漕ぎ付けたみたい。今度は掲示板を借りてのスタートとなる。これで前みたいな更新地獄にはならないだろう。
よかったよかった。ついでにおたよりコーナーも掲示板に移行してくれたら…。でも人気HPの掲示板は管理が大変みたいだし、YAHOOの掲示板覗いてたら、テーマそっちのけで喧嘩ばかりしている所があった。あれは大変…。「オルカ通信」の掲示板はその心配がない。何といってもだれも書き込んでくれへんから…っておいおい、自爆してどないすんねん。

■11月16日---------- 昨日よりASAHIネットの「みんなで新聞」にて「オルカ通信」の紹介記事が載る。簡単な紹介文とURLだけかと思ってたが、「オルカ通信」を隅々までご覧になっての、かなり丁寧な記事。竜巻さん、いわみさんのイラストも転載。もちろん事前に取材依頼をいただいてるので問題はないが…、竜巻さんはiMacが病院送りでいわみさんはパソコンを持ってない。ふたりとも記事を見る事が出来ないなんて…今度会った時にしっかりうらやましがらせてあげよう。

カウンターがいつもの倍以上上がってる。早くも効果が現れる。覗いてくれたお客さんが果たして何人リピートしてくれるのかな。 明日の夜、時間を取って漫画の更新をしなくては。

掲示板に戦記ライター仲村明子さんの書き込み。仲村さんの名前は中田雅喜さんよりお聞きしていたが、仲村さんはこちらのことを知っているとかいう話も聞いていたが、どちらさんかまったくわからなかった。HPを見に行ったりしたのだけれど…。メールで「おたくだれでした?」とも聞けないし…。ところが掲示板で本名を明かしていただいて遥か昔の同人誌時代の知り合いとわかる。うわ〜あ……、懐かしい時代をしばし思い出す。
思えば遠くへ来たもんだ。なんちゅうてもパソコンなんか無かったもんねえ。
あの頃、同時代を生きた人たちはどこへ行ってしまったのだろう。みんな自分の夢をつかんだんだろうか…って、うちの奥さんも竜巻さんも中田雅喜さんもあの頃の時代の人なんやが。いもさんもあの頃に一度会ってるし。(フル…)
でも、同じようなものに興味を持った人たちと考えたら、きっとインターネットの世界にも進出してる事だろう。HPをつづけてたら、またひょっこり懐かしい人に会えるかもしれない。

■11月17日----------
更新作業中。
今日竜巻さんに会ったのでASAHIネットの紹介記事の話をする。iMacいまだ治らず。 記事のコピーを取ってくれといわれる。
カウンターが上がってる。早く更新作業をしなくてはといいながら日誌を書いているってこれも更新のうちやんか。
何とか連載漫画更新了

■11月20日----------
★いも畑★カラー&レイアウトの微調整…のつもりが、結局リンクボタン、画像等大幅やり直し。あわてて作業をするとろくなことがない。なんとか見やすくなった。これで完成。いもさんも納得してくれるだろう…かどうかわからんけど納得してほしい。
竜巻さんよりメール…メール!?そう、ついにiMac無事退院したそうな。おめでとうの返信する前に、期間中の航海日誌チェック。一部抹消…ってうそうそ、そんなことしてませんよ竜巻さん、悪口なんて、一言も書いてません…はは…。
無料掲示板の紹介ページうろうろしてたら面白いもんがあった。無料のおみくじデータ。 さっそく自分のページに付けてみる。
おもしろいおもしろい。運勢と一緒にラッキーカラーもわかる。そうや、涙のG1日記の下に付けたらギャンブル占いになるやないの。競馬は、白、黒、赤、青、黄、緑、橙、桃、と枠によって騎手の帽子の色が決まってる。
これこそ天啓、ラッキーカラーの色で馬券を買おう♪。
では、今日のG1は?…クリック!…茶色???

■11月23日----------
京都の辻山さんより掲示板に書き込み。なんとぼくの単行本を見つけてくれたそうな。
★かづさ商店★のインフォメーションで、だめ元で描いた単行本の捜査願い、それをわざわざ「まんだらけ」まで行って見つけてくれたらしい。
あの記事を読んで数人の方から単行本を持っているとメールをいただいた。こんなんいらんからいつでも譲ってあげる…という人はいなかった。引き続き持っていたいといってくれた人もいた。
これはこれで大変うれしい。無名の漫画家が昔描いた、初版で消えた単行本。それをそこまで…ううっ、ありがたい事やねえ。方針を変更して古本屋で見つけた人はお知らせを…という内容に変えようと思っていた矢先、ほんまにありがたいことです。
インフォメーションを読んでくれた皆さん、メールをくれた皆さん、そして辻山さん、お心遣いありがとうございました。
■11月26日----------
ついに単行本手に入る。地震で瓦礫に埋まって以来、5年ぶりの再会。久しぶりに読み直してみると…読み直せない…ああ恥ずかしい!ああ、あの時君は若かったんやねえ。 辻山さんにとりあえず本代送る。あとはサイン入りイラストを描いて送らなければ。
問題は、辻山さんリクエストのデビュー作か初単行本のキャラクターが描けない。う〜んどうしよう。しかたがない。送ってもらった単行本を見ながら…ああ、恥ずかしくて見れない!
■12月3日----------
いろいろあったのでオルカ通信の更新が今日まで伸びてしまった。
ボランティアで管理人をやっている月形龍之介HPのスチール画像が1週間遅れる。郵便のトラブルらしい。まだ、年賀状週間にもなってないのに…。昔から郵便はあまり信用していない。大事なものはたとえカット一枚でも航空便か宅配便を利用している。へたすりゃ赤字。
結局月末一杯かかって月形HPの更新終わる。
と、こんどはインターネットに接続出来なくなる。
あとで、ASAHIネットのトラブルとわかる。ちょっとパソコンの使用頻度が上がってるのでトラブルは恐い。バックアップもしばらくとってないし、パソコンが壊れたらえらいことになる。
と思ってる最中に、竜巻さんよりウィルス情報のメールが届く。あ、ウィルスソフトの更新もしていない。知り合いの人から回ってきた情報らしい。これは大変。と思ったが、念のためにウィルス情報のHPで調べてみる。そういうウィルス名はどこにも乗っていなかった。あ、載ってた載ってた。「ウィルスデマ情報」に。竜巻さ〜ん、これ、不幸の手紙やったで〜。

さあ泣いても笑っても2000年まであと1ヶ月たらず。師走や師走。師走といったら忘年会。さあ、今年は何回できるやろ。
とりあえずは8日にいつものメンバーで宴会です。

■12月5日----------
今日は阪神競馬場へ取材に行く。ワイド馬券というのが出来たらしい。
今まで馬連で1着3着、2着3着でお嘆きの貴兄のための新しい馬券。これは取材に行かなくては!悪までも取材です。
ほんとは9Rに奥さんが一口持っている馬、来年の皐月賞馬と言われているシルクエンペラーが走るので応援に行ったんやけど…。エンペラーからワイド馬券を買ったら見事に頭差の4着!ワイドなんか大嫌いだあああ!。 偶然というか、当然というか、競馬場でレオナルドいもさんに会う。チャンネルゼロの社長とも会う。

競馬が終わった後、4人でこれも当然のごとく宴会じゃなくて、反省会。 ははは、みんなエンペラーから買ってはずしてた。
社長にオルカ通信の原稿をそれとなく催促。せめて新刊本のPRでもという話になるが、さてどうなるか。
話の途中で、いもさんより「涙のG1日記」の掲示板に書き込めないという。昨日もぼく自身も書き込めなかったので、これはおかしい。 さっそく家に帰って調べてみようと思ったが…酔っ払って寝てしまう。

起きてから掲示板チェック。
あ、あかん、トラブってる。掲示板ページにも管理してるサイトのも繋がらない。 う〜ん、やっぱり無料掲示板はいつトラブルかわからん…。「オルカ通信掲示板」の方は、結構信頼おける所から借りているので大丈夫とは思うが…。
とりあえず新しい掲示板を借りて差し替える。 あ…バックアップ取ってない…。このままトラブったままやったら今までの書き込みが全部消える…。ど…どないしょう…

■12月6日----------
「涙のG1日記」掲示板復旧。結局3日の音信不通。向こうさんのトラブルだそうな。代替えの掲示番から元に戻し、すべての掲示板のバックアップを取る。まあ、趣味の日記なので被害はほとんどなかったのが救い。新しく借りた掲示板は結構使いやすそうだし、無料で使える掲示板の種類が豊富だし、カスタマイズしほうだいやし、有料掲示板も2000円と安いし、しばらく借りておこう。 航海日誌で書けないネタを書き溜めとこうかな。題して「腹立ち全開日記」 どうせだれも見れないし…。(見る方法は内緒)

■12月8日----------
梅田にて忘年会第一弾。
参加者レオナルド・いもさん、いわみせゑぢさん、竜巻竜次さん、竹中らんこさん、村上知彦さん、佐藤晴美さん、とぼくの7人。
ここでみなさんから仕入れたネタを。

いもさんは、スポーツニッポンの連載が打ち切り…じゃなくてえ、スポニチ関西版、関東版両方に載るようになったらしい。でも原稿料は一緒とお嘆き。いもさんに原稿使用確認。オルカ通信の「レオナルド・いも劇場」近日連載スタートです。

いわみさんは1月に吉本の舞台に立つ。いよいよ寄席芸人伝の世界になってきた。二代目木川かえる師匠誕生か?(詳細後日イベント情報にて)また外国旅行に行くらしい。次の宴会には変わりに奥さんを呼んである事ない事告げ口しようといったら一瞬絶句。

竜巻さんは現在自宅をリフォーム中。この年末の忙しい時にといったら1月一杯かかるという。正月どないすんのやろ?「たつまき亭」用の原稿預かる。
竹中らんこさん、100ページの原稿〆切を抱えているので遅くなる予定が、今更どうにもならんと早めに到着。その仕事の原稿料は半金先渡しでもらって、すでに使い込んだのでえらいことやと言ってました。オルカ通信用の原稿を持ってきてくれる。これで「竹中らんこ劇場」近日連載スタートです。

村上知彦さん、ついに、ついにチャンネルゼロの原稿持ってきてくれる。競馬場で社長と会ったのは無駄ではなかった。これで第一期メンバー全員参加。まあ最初はチャンゼロの新刊本紹介と発行物リストがメインだけれど、村上さんの私的コーナーもあるみたいだし、参加してもらえればこっちのもの。手を変え品を変え、原稿催促するつもり。

佐藤晴美さんは、竜巻さんから野菜をもらって一口持ってる競走馬のお話。
かづさひろしさんは皆さんが酔っ払う前にオルカ通信の報告と打ち合わせ。

まあこんなもんで、あとはいつもとおなじくワイワイガヤガヤのうだ話。んでもって11時お開き。
1月の新年会は、いもさんが幹事をすると宣言してたけど…おぼえてますか?いもさん。

■12月12日----------
ああ、めずらしく仕事が忙しい。さすが年末。15日には終わるので、更新はそれ以降になります。今しばらくお待ちください。


■12月15日----------
なんとか予定通りお仕事無事に終わる…無事でもなかったが…。今日より怒涛の更新作業に入る。
まずは、チャンネルゼロ■西中島西瓜通信■から…と思ったが眠たいので寝る。おいおい…

■12月21日----------
12月の更新第一期終わる。

■西中島西瓜通信■アップ。第一期募集最後のメンバー、チャンネルゼロのページ。
良く考えたら使える画像が単行本しかないのでレイアウトに一苦労。出版してる漫画家のイラストが自由に使えたら楽やろうけど、著作権に引っかかる。まあ最初は「新刊案内」と「出版目録」だけやけど、「業務日誌&おゴシップ」と「村上知彦の内職の部屋」というタイトルだけはいただいているので、そのうち面白いネタが増えていくだろうと楽しみ。いや、鬼の編集者となって原稿の催促をするつもり。
まあ、いしいひさいちさんのイラストが「オルカ通信」を飾るなんて(単行本の表紙やけど)思っても見なかった。(ほんとは最初からねらってたけど、それどころか、いしいひさいちさんや川崎ゆきおさんや青木光恵さんなどを検索するとオルカ通信がヒットするかもわからない、それどころかこのまま行けば、みなさんのHPと相互リンクできるかもわからない、うふふふふふ…などと妄想は膨らむ…)

■レオナルド・いも劇場1アップ。 いもさんのはカラーページ。酔いに任せて正月版は全員カラーページや!といったけど結構大変。いもさんや、いわみさんみたいなタッチは流し込みで色を付けやすいけど、その他の人のタッチは大変色を付けにくい。線が閉じてなかったり斜線を多用してたり…えらいこと言ってしまったと思ったがみんなも酔ってて覚えてないやろ。こらこら…

■竹中らんこ劇場1アップ。 というわけで白黒です。新連載と銘打ったけど、原稿あと8本しかないんやけど…つづきくれるのやろか?それも冬ネタで…。

現在連載している漫画原稿は、ストックはたっぷりある。いやあったというべきか。
ストーリイ漫画家が4コマ漫画家をうらやむ一番の理由。「季節ネタ」が使える事。
正月に節分にバレンタインに新入社員に花見にゴールデンウイークに夏休みに海水浴にプールにお盆に花火に台風にサンマにマッタケに日本シリーズに紅葉狩りにボーナスに師走にクリスマスに忘年会に大掃除に年越しそばに除夜の鉦…どや、このネタ使ったことない4コマ漫画家は何人いる?おまけに毎年…。
つまり原稿はたっぷりあるけど季節が合わないのよ。
季節ネタはまだええよ。1年待ったら使えるから。問題は「時事ネタ!」
時期を外すといつ使っていいのかわからない。 100M日本記録を出したネタとか一茂の結婚とか…いつ使ったらええんやろ…

…などと愚痴を言ってないで今から12月の更新第二弾に入るのです。

■12月29日----------
…といってからいきなり一週間以上もたってしまった。別に遊んでたわけでもボーっとしてたわけでもなく、まあ、年末の準備というか、年越しの準備でどたばたと。それと、例の2000年問題、Y2Kというやつね。まずはその対策。
といってもパソコンデータのバックアップを取るだけだけど。いま、仕事はMac、インターネット関係はウインドウズマシンですべて処理してる。仕事関係は毎回バックアップを取っているので問題はなし。問題はウインドウズマシン。 、HP関係の制作データと使用ソフトのバックアップをとにかくやっておかなければならなかった。使用ソフトって…いやその、フリーソフトとかね、シェアウエアとか…、なぜか原盤のない写真屋さんとか絵描き屋さんとか…あれ?なんで原盤ないんやろ?
それに、中田雅喜さんの「月形龍之介」HPもお手伝いしているので、その更新とバックアップも…まあ、何もないとは思うけれど。
それもなんとか解決。明日からは「オルカ通信」新年用デコレーションと、漫画コミュニティの更新とタイトルイラストをやらなくては…。あ、年賀状も作らなあかん。そんな時間ないぞ! 今年は忘年会も一回しか出来なかったのに…て、関係ないか。そうや。年賀状とタイトルイラストとおんなじ絵にしたろ。ついでにイラストギャラリーにも載せたら一石三鳥や。あ、辻山さんにお礼のイラストまだ完成していない。ま、これはあと仕上げだけやから今日中に送っておこう。でも昔描いたキャラクターって今は描けないのねえ。

■12月30日----------
…といってたら、中田雅喜さんより画像変更のメール。前から制作中だった月形龍之介本ができたらしい。その表紙画像をアップして欲しいとの事。ついでにその他の画像とリンクもすこし変更…。よりによってこの年末とY2Kがダブルブッキングしているこの時期に…。うう…、夕方デザイン事務所の人と打ち合わせが入っていたので(よりによってこの時期に…いやいや、仕事は24時間盆も正月も年中無休で引き受けます)夜中に更新作業&バックアップついでに更新。

■12月31日----------
「オルカ通信」が、新年のデコレーションをして、正月号になるのに更新が出来なかった。しゃーない、みんな正月で田舎に帰ってだれも見ないということで。 年賀状はまた正月明けてからになるなあ…。
あとは2年参りに西宮広田神社に12時前に出かけるだけ。
毎年、年越しは広田神社でやっている。12時になったら真っ先にお賽銭をなげ、神頼みをして、ずらっと並んだ巫女さんの中からきれいなねーちゃんを選んでオミクジを引いて、勝運お守りを買って、破魔矢を買って、ずらっと並んだ巫女さんの中からきれいなねーちゃんを選んでお神酒をいただくのである。
侮るなかれ、ここで凶を引いて、腹立つのでもいっぺん引いたらまた凶。もいっぺん引いたら小吉。…数日後、阪神大震災が起こった。3回目を引いてなければ死んでたと思う。
ま、大吉引いてもなにもええ事起こらんかったけどね。さて今年は…。
1999年の反省。過去は振り返るな。
みなさま、良いお年を。いよいよ世紀末です。


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