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私たちの訴えと取組み

「医療崩壊」をストップし、安心・安全の医療を実現するため、署名にご協力を!

社会保障予算の2,200億円削減中止と後期高齢者医療制度の廃止を求める署名


 「医療崩壊」ストップのため、社会保障費2,200億円削減の中止が必要です 

 「医療崩壊」をはじめ、介護、生活保護など社会保障全体が危機に瀕しています。それなのに、麻生政権は2009年度予算においても、2006年から行っている「骨太方針」に基づいた、社会保障予算の2200億円削減を続けようとしています。社会保障費の削減は、すでに私たちの健康・いのちを危険にさらし、憲法25条に保障されている生存権をおびやかすところにまできています。社会保障費の削減はもう限界です。「医療崩壊」ストップのために削減を中止させ、そして、誰もが必要な時に、安心して安全な医療・看護・介護を受けられるように社会保障費の大幅拡大を求めましょう。

 高齢者の生活圧迫と医療排除をもたらす、後期高齢者医療制度は廃止を

 麻生政権は、後期高齢者医療制度を小手先の手直しで継続しようとしています。しかし、75歳以上の高齢者全員を対象に、保険料負担を増やし、なおかつ受診抑制や医療差別をもたらすこの制度の本質は変わりません。保険料が払えないと保険証が取り上げられる非人道的な制裁措置もそのままです。これまで社会に貢献してきた高齢者に対し、「長生きするな」と言わんばかりの制度は廃止すべきです。

 医師・看護師の不足で病院が次々つぶれ、医療が提供できなくなる

 全国各地で、「医療崩壊」が進んでいます。救急医療、産科・小児科医療、公的医療機関の縮小・閉鎖が相次ぎ、救急患者が「たらい回し」にあい、いのちを落としてしまう悲劇が各地で起こっています。
医師や看護師をはじめ医療従事者も、仕事はますます過密で過重になり、長時間の労働が強いられています。病院から退職者が増え、人員不足が進み、残った人がさらに過重労働を強いられる、さらに離職者を出すという悪循環に陥っています。このような深刻な労働環境で医師、看護師が過労死する事態も生じています。このままでは、この国の医療は、人々の健康といのちを守ることができません。

 医療費や保険料が高すぎて、医療にかかれない人が急増している

 低賃金と物価の上昇で生活が苦しくなる一方で、医療費の負担が高くて病院・診療所に行きづらい、保険料が負担できず保険証を取り上げられた、病院に入院してもすぐ退院を迫られて行く場所がないなど、医療が十分に受けられない人が増えています。特に「ワーキング・プア」層など低所得の人や子どもにも無保険者が急増しています。自己負担・保険料負担の軽減、保険料が支払えない人の保険証取り上げをやめて医療を保障し、国民皆保険制度の空洞化を止めなくてはなりません。

 消費税増税反対、社会保障予算拡大は大企業増税・軍事・原子力予算削減で

 麻生首相は、社会保障の財源確保を口実に、3年後を目指して消費税増税を行おうとしています。しかし、消費税は所得が低いほど家計に対する負担が重くなる税金であり、低所得者の貧困化をさらに進め、医療から排除される人を増やすだけです。私たちは、消費税増税による庶民への犠牲転嫁ではなく、大企業優遇税制の中止、軍事費・原子力予算の削減、その他不必要な公共事業の中止など、税の無駄遣いの見直しで財源をねん出し、社会保障費を拡大することを強く求めます。

社会保障予算の2,200億円削減中止と後期高齢者医療制度の廃止を求める署名
(2008.12.1.)

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