1938年(昭和13年)東京本郷生まれ。
1944年(昭和19年)栃木県黒羽に疎開、以後小学校より高校卒業まで父母の出身地である栃木県内で過す。

東京女子大学入学と同時に俳句研究会「白塔会」に入り山口青邨の指導を受け「夏草」に入会するも、心理学科卒業と同時に広告代理店「博報堂」に入社、以後十年作句を中断。

1970年(昭和45年)青邨に再入門、
1975年(昭和50年)夏草新人賞受賞
1982年(昭和57年)第一句集『木の椅子』で
現代俳句女流賞及び俳人協会新人賞を受賞。
1983年(昭和58年)第二句集『水の扉』上梓。
続いて1986年夏草賞受賞。

師青邨没後、
1990年(平成2年)10月「藍生」を創刊、主宰。
1995年(平成7年)第二句集以後、十年間の作品を纏め刊行した第三句集『一木一草』で俳人協会賞受賞、現在に至る。

著書に
 『花鳥俳句歳時記』(平凡社)
1987年
 『あなたの俳句づくり』(小学館)
1992年
 『今日からはじめる俳句』(小学館)
1995年
 『俳句と出会う』(入門三部作・小学館)
1997年、
 『俳句、はじめてみませんか』(立風書房)
 『黒田杏子歳時記』(立風書房)
 共編『現代歳時記』(成星出版)
 編著『廣重江戸名所吟行』(小学館)
 『はじめての俳句づくり』(小学館)
 『「おくのほそ道」をゆく』(小学館)
 監修『短歌・俳句同時入門』(東洋経済新報社)
1999年、
 共編『女流俳句集成、全一巻』(立風書房)
2000年、
 『現代俳句鑑賞』(深夜叢書)
2001年、
 『花天月地』(立風書房)
2002年、
 『証言・昭和の俳句』上
 『証言・昭和の俳句』下
 で13名の昭和を代表する俳人の聞き手を務めた。
2003年、
 『布の歳時記』(白水社)
 『四国遍路吟行-俳句列島日本すみずみ吟遊』(中央公論新社)
 『季語の記憶』(白水社)


黒田杏子



[わが街わが友]
東京新聞(2001年3月21日から4月3日)10回連載より

手紙