2023年1月藍生主宰句|
土間に餅搗く
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黒田杏子
| 2023年1月藍生主宰句 |
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黒田杏子
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机上に林檎青邨句集筆写 選句天職勤労感謝の日 握手して歌ふ勤労感謝の日 カキフライ勤労感謝の日の昼餉 私達はついに ダイヤモンド婚霜月二十五日 この日のために松山「七楽」特製の味をとり寄せてあり う巻き白焼小春日の昏れゆき 柿好きの我家にことしも 二句 おけさ柿会津身不知柿つぎつぎ なんと巨きな献上次郎柿どんと あらためて『山盧の四季』をひもとき 四句 柿吊るす山盧三代目も古稀と 北風や龍太先生竹箒 障子貼る飯田武治氏の気骨 一月の川一月の三代目 忘れ得ぬ疎開の村 栃木県南那須村 昭和二十三年の歳末 八句 土間に餅搗く子供観覧席設置 搗き立てのお餅大根おろしにて 二番目は砂糖たつぷり黄名粉餅 つやつやの海苔にお醤油磯部餅 拍手で終る餅搗きの三時間 子供みなお餅でおなかいつぱいに 「さあ行こう」竹馬でみな往還へ 竹馬の列先頭に疎開の子 |
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