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黒田杏子
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2006年7月31日、88歳でこの世を発たれた社会学者・歌人の鶴見和子さん。通夜に参じた宇治のケアハウスの 庭園に点在していた白百合。鶴見俊輔氏の賛意を得て忌日名に。和子さんを「語り学ぶ会」として毎年全国から 山の上ホテルに会費制で集る。黒田はご縁を得て毎回司会をつとめてきている。主催は藤原書店。 この國にあり山百合忌原爆忌 剪りたての莟深山の百合の丈 山百合の香に乱れなき人の列 遺影立て山百合の間となりにけり 姉弟過ぎ山百合のひらき継ぐ はればれとみないそいそと山百合忌 山百合忌美智子皇后ご着席 南方熊楠百五十歳山百合忌 今年ゲストスピーカーの 芳賀徹松居竜五氏山百合忌 和洋華ととりわけてみな山百合忌 和子さんの 映像の最終講義山百合忌 和子さんを送る 鶴見俊輔「葬送の記」も山百合忌 散骨の舟の顛末山百合忌 後半のプログラム 三句 舞ひいづる野村四郎師山百合忌 皇后の御歌しみじみ山百合忌 一首二首舞はるる御歌山百合忌 この國の未来現在山百合忌 山百合忌篠田桃紅メッセージ 女書生老婆山姥山百合忌 発ちて女人山百合の香のとこしなへ |