2016年10月藍生主宰句| 月見豆 |
黒田杏子
| 2016年10月藍生主宰句 |
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黒田杏子
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いわき 古市文子さんの 煮梅大粒焙じ茶と暑気拂ひ 祇園川上直伝の生姜めし 甲斐の桃福島の桃匂ひ立つ 古窯より銘月光といふプラム 名人 浅井敏子さんの 秦野産栗渋皮煮どんと着く いちじくのこの姿煮は島根多岐 中條勝美さんより 和具の海女潜り納めの黒鮑 白いちじく黒いちじくとけふもまた ピクルスにして雑きのこ会津便 人間国宝 新垣幸子さんより 石垣パイン八重山上布見本 ブロート屋の純正 四万十川の初秋の香のドイツパン 何と言っても 待ち遠し山本浩今年米 妹 半田里子より 干し上がりたる干瓢の香なりけり ホテル「花月」 那珂川のほとり十五夜のお団子 高野山 松茸一籠無量光院様 松山 寶厳寺 中山の巨きな栗も十三夜 鶴岡 酒井天美様 松ケ岡より二束の月見豆 「あらきそば」芦野又三さん 新そば打ち始めますあしたから 懐しいアルバムをとり出して おくんちの写真カステラ切りわけて |
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