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黒田杏子
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七月二十八日(日)十年ぶりに第25回「気仙沼海の俳句全国大会」の講師 生きて逢ふ月涼しかりかなしかり 七月三十一日 鶴見和子を語る「山百合忌」 於 山の上ホテル 美智子皇后石牟礼道子晩夏 誕生日まで髪洗ふ髪洗ふ 松山寳巌寺 八月十日一遍誕生寺炎上 再び気仙沼へ。野尻命子さん同道。八月十二日陸前高田ほかを巡り、夜交流会 松原のかき消えたればひぐらしも 家流されて句座に拠る秋夕焼 八月十三日大島に渡る。菊田島椿邸跡ほか 六句 流されし島のお屋敷大花野 気仙沼大島の盆花火かな 盆花火みどりむらさき島の上 なつかしく間遠に揚がる盆花火 盆の港に啼きつどふ暁がらす 盆の月暁の星気仙沼 桃西瓜冷やしてありぬ終戦日 八月十八日(日)−二十日(月)「件」恒例夏休修学旅行。山田宗正師に参禅ほか。 真珠庵二十七世大根蒔く 秋声を聴く灰燼に帰したれば (訂正)八月号に山田師真珠庵二十四世とあるのは 誤りです。二十七世であられます。 |