2010年7月藍生主宰句| 山百合 |
黒田杏子
| 2010年7月藍生主宰句 |
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黒田杏子
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| われを待つ月の六花の白牡丹 白牡丹四輪黒牡丹二輪 杳き日の嵯峨野僧伽の青葉木菟 注ぎわけて天上のひと新茶汲む くろばねの新茶を配る父母亡くて あつといふ間に十薬の留守の家 星空や棲み古りてゆく十薬に 子のゐない家十薬の花の闇 けさは剪る十薬樺美智子の日 晩年の父母麦わらの螢籠 新垣幸子工房 螢火や八重山上布百余反 密林を八重山ぼたる陸続と 山百合や通夜びとのみな車椅子 老女たのし辣韮漬けず梅漬けず 韓国文人画家書画扇展 於 四谷 韓国文化院 千年の紙扇面の書画すずし |
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