2006年12月藍生主宰句
十三夜
黒田杏子
十一月三日
翔ぶがごとく寂聴先生十三夜
かりがねや編上げの靴たのもしく
あけび割れたるあけがたの夢に父
都鳥きたれり句帳あらためむ
お坊様フレンドネットワーク月今宵
やまがらと紅葉に冷ゆる高野かな
菊膾金いろ納札銀いろ
色鳥来かなしきものに女人堂
月を待つ佐渡の時宗の坊守と
月祀る拭き清めたる能舞台
月の座のひとりひとりにおけさ柿
月走る佐渡の星座を従へて
佐渡の月キーン先生その一句
松江二句
神在のまぶしきものにしじみ舟
都鳥ま白原真理子堂々
11月
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