何でも面白発見!! “田宮模型ボックス・アートの秘密” あのLOLA T70 の原画は、この写真が元だった!! |
TOP: John Cannon in the John Mecom Lola T70 "Zerex
Special"
In 1965.
上の写真は、1965年にジョン・キャノンのドライブにより、アメリカの
セブリングのコーナーを攻める“メコム・ローラT70”。
TOP: A box art of Tamiya's Lola T70 slot racing
car.
上の写真は、1965年当時、田宮模型から発売された1/24スケール
の“ローラT70”のボックス・アートであります。 当時、田宮模型のボックス・アートは、少年たちの羨望の的であり、常に高級品のイメージを作り続けていました。 そして、誰がこのようなすばらしいアートを描いたのかも当時の少年たちの共通の謎でもありました。 そして、35年たった今、その謎が解明されようとしています。 それは、1冊の外国雑誌がその謎を解いてくれたのです。 アメリカのレース専門誌「ROAD & TRACK」の“JULY/1965”の表紙を飾っていたのが、一番最初に御紹介した写真であります。この2枚、ドライバ―が乗っていないのを除けば全ての点に関して同じ物であります。 ホイールの影などを見て頂ければ一目瞭然です。 写真から絵を描く事は、当時一般的に行なわれていたのでしょうか。 このローラT70以外にも、田宮模型としては、単体の1/32スケールとしては、唯一の“ロータス30”のボックス・アートしかり、そして、長谷川模型の1/24スケール“DINO 166P”も1965年のル・マン24時間レース時に撮られたスナップを元にトレースされたものといっても間違いないでしょう。 かといって、当時のこれらのモデルカーたちの評価が下がる事は一切ありません。全ての少年時代の疑問は、良き時代の置き土産だったのですから・・・。 |
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(C) 31/OCT/2000 Text report by Hirofumi Makino