TOP : Tony Roberts and his McLaren M12.

--------------------------------主宰者よりちょっと--------------------------------

 トニー・ロバーツ氏のワークショップ前にある農場前を走り出すM12は、72年当時私がグランチャンで見たミノルタ・マクラーレンより幾分小さく思えてしまいます。ビッグマシンとはいうものの、やはりコンパクト イズ ベストだったんだと・・・。
TOP : The M12 in Circuit.
(C) Photographs by Shigeru Miyano.
 ------------------------主宰者より一言------------------------
 上の写真は、オークランド郊外にあるプケコエ・サーキットでのM12であります。
また、酒井レーシング当時から使用されていた「ピットイン」と「NGK」のロゴ入りラムパイプカバーには泣けました。
やはり、ヒストリーを重んじるところがなんとも嬉しい気持ちがしました。

TOP : Sakai's Minolta McLaren M12 in '72 Fuji GC inter 200 miles race.
(C) Photograph by Hiroshi Fushida.
 ガラスの箱に入って眠り続けていたシンデレラならぬマクラーレンM12は、K氏というエンスージアストの手で26年間も「ピットイン」で保存されていた。それを探し出したトニー・ロバーツは、インディ・ジョーンズか物語の中の王子様の役回りなのだろうか。眠っていたM12を現役当時と変らぬ状態にしてサーキットを走れるようにした彼とダンカン・フォックスの情熱に拍手を送りたい。

 トラストが所有するM8A-2(デニー・ハルムが1968年シーズンに乗ったヒストリーを持つ)は、今年中にレストアを終えてニュージーランドで走れる状態になる。トラストのサポータークラブメンバーである私もレギュレーションが要求した冗談のような助手席に座ってサーキットを走る権利がある。いつの日か彼の地まで出かけてデニーがドライブしたマシンに同乗する体験をしたいものである。

 失われたアークは、他にも色々あるだろう。そして、ある日突然、ニュージーランドから「実は、こんなマシンが日本に送られてレースに出たはずなんだが・・・」という話を密かに私は待ち続けている。

by Shigeru Miyano 

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(C) Photographs by Shigeru Miyano.
Special thanks Hiroshi Fushida.