MACHINES GALLERY 

1968 FORD P68
Nurburgring 1000Km
1/24 scale resin body
 ホーメットTXと並んで、1968年のマニファクチャラーズ世界選手権を盛り上げるはずであったマシンが、このフォードP68 DFVでありました。
しかし、成熟不足による不運が重なり、当時のポルシェには歯が立ちませんでした。それ故、いつしか悲運のマシンと呼ばれるようになったのです。
ブリティッシュ・フォードがアランマン・レーシングに作らせたこの魚のような形をした3リッタープロトタイプは、今見ても大変美しく、今だにこのマシンに憧れるモータースポーツファンは数多くいるのが現状です。

 やっとのことで手に入ったこのマシンのレジンボディを早速作ってみることにしましょう。
このP68は、デビュー戦のBOAC500、ニュルブルクリンク1000Km、スパ1000Kmの3戦に参加していますが、このレジンボディの形状は、ニュルブルクリンク仕様になっているようなので(ノーズがシャベルのように極端に出ている仕様)、個人的には好きなデビュー戦仕様ではなく、このニュルブルクリンクに参加した#7のマシンを作ってみることにしました。
 

 まずは、ピンバイスでウインドウやライト周りなどに穴を開け、カッターやハサミを使って切り抜きます。オリジナルのレジンボディには、バックミラーを見る覗き窓が描かれていないので、屋根の最上部に四角の穴を開けました。
 リアエンドにあるスポイラーをプラバンを使って切り出し、装着します。
コクピットを作ります。ダッシュボードの円形のものは、プラバンで、メーターパネルなどはフジミ製フォードGT40用を切り抜いて使いました。また、リアウインドウ下が見えないようにプラバンで台形状のものを作ります。
ステアリングは、アルミ線を使って丸め、スポークはプラバンで作ります。
 このレジンボディは、ライト部分が省略されているため、左上の写真のような内側部分を作らなければなりません。今回は試験的に電池などを買うと透明なカバーが付いていますが、それを切り刻んでR部分を作り、円形のプラバンをそれに付けて作ってみました。
真ん中の写真は、ボディの裏から装着したところです。ついでにフロントシャベルノーズの内側部分もプラバンで作り装着しました。
この後、プラリペアなどで補強します。
 サフェーサーを吹きかけたP68です。だんだんそれらしくなってきましたね!
右は、コクピットが完成したので、ドライバーを座らせてみました。後ろのフォードDFVエンジンのファンネルはハトメを使いました。ドライバーは一応フランク・ガードナーのつもりです。(本当はクリス・アーウィンにでもしたかったのですが・・・)

 

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(C) Photographs, textreport by Bon Makino.