MACHINES GALLERY 

1968 Ferrari 275LM
Le Mans 24 Hours
1/25 scale resin body
Part 1
 フェラーリの中で69年型312Pと共にお気に入りのマシンがこのデビッド・パイパー275LMオーバーフェンダー仕様であります。
68年シーズンに突然このマシンでBOAC、ル・マンなどに挑戦したパイパーの意気込みは凄く、あの69年日本グランプリで917をヨタヨタ状態で操縦していた本人とは思えない走りをしていたわけであります。
3リッタープロトタイプカーと5リッタースポーツカーの戦いとなった68年。このLMも確か66年にスポーツカーに公認されたとどこかの資料に書かれていたと記憶しています。この辺の理由でパイパーがこのマシンを選んだかどうかは定かでありませんが、ル・マンにおける総合7位は立派でありました。

 さて、このオーバーフェンダー仕様のLMのレジンボディが手に入りましたのでさっそく作ってみたいと思います。
パーツは、左の写真が全てです。クリヤーパーツは、これからバキュームするところであります。

 まず、ホイールアーチ、ウインドウ周り、インテーク開放部などをピンバイスで輪郭に穴を開け切り抜く作業をします。
上の写真は、カッターで細部を切り抜いた後のLMです。
 フロントラジエター開放口に、パイパー275LM独特のダクトを作るためにプラバンで柱を作ります。また、フロントサイドにフォグランプを入れるため、プラバンで囲みを作ります。
左写真は、プラバンで作ったコクピットです。また、ステアリングは、1.5mmアルミ線を丸めて作り、スポークはプラバンを切り抜いて作りました。
 サフェーサーをかけたLMですが、気泡がかなり目立つので、筆塗り用サフェーサーで盛り、サンドペーパーで磨きます。
右は、出来上がったコクピットにドライバーを座らせたところです。一応パイパーです。
 何回となく行ったボディ表面の気泡穴埋め処理も一応終わり、やっと本塗装に入りました。カラーは、グンゼのデイトナグリーンを使い、デビッド・パイパーの明るいグリーンを表現してみました。気持ち明るすぎるかなぁ〜と言う感じもしないでもないのですが、私のイメージが71年富士GCでのTETSUの917Kですので、まあ、こんな感じかなぁ〜と(写真の色はストロボの関係で、かなり明るいですが、実際はもっと濃い緑です)。
乾いたらデカール貼りです。これまた自作PCデカールなのですが、どうなることか・・・。
 デカール貼りもなんとか無事に(!?)すみました。
早速クリヤーを噴いて一段落。
さあ、乾いてから細かいパーツ(ライトなど)を付けていきます。もう一息です。

 

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(C) Photographs, textreport by Bon Makino.