TOP: Daytona Cobra Coupe at the 3rd Japan GP in 1966.
(C) Photograph by Naofumi Ibuki.
 昨年発売されたモデル・カーズ(夏の臨時増刊号:EXTRE)のスロット特集の中にK&Bのデイトナ・コブラ・クーペの記載があった事を、皆さんも覚えておられると思う。 その記事の中に 「K&B製同車種のボディには少なくとも3種類あり、写真は2世代目の物」 と言うくだりがあり、私も昨年入手したK&Bのデイトナ・コブラのシリーズ2のレストアを始めようとしている物が有るので、ボディ上の違いを見てみたいと思う。  ちなみに、私は、普通のK&Bのコブラ・クーペを使って、このシリーズ2バージョンを作ってみたいと考えているのだが、 過去に同社のコブラ・クーペを2度ほどいじったことはあるのだが、私は初期型のコブラ・クーペに2種類のボディが存在していたことを、この日までとんと知らなかった。 このコブラ・クーぺのシリーズ2のキットの写真はモデル・カ−ズを参照されたし。

TOP: A series 2's K&B(AURORA) COBRA GT.
 1) 今回入手した車は、幸いにも欠品部品は幾つか在るのだが、ペイントされていないのが一番嬉しい。
 まず、ボディ・カラーが今までのコブラ・クーペとは異なり、明るいメタリック・ブルーである。分解してみると、パーツ構成は今までのボディーとそんなに変わらない事が判る。  (写真1a-c)

No.1a

No.1b

No.1c
 2) フロント部分を見ると、幾つかの違いが見てとれる。 まず、フロントのフロント・ホイル・ウイングに沿って、ボンネット上に、リベットが打たれている事だ。 ライト・カバーの付け根から、フロント・ウインドウに新設されたエアー・スクープの中心まで、数えて見ると37個ある。(老眼の為!?笑 4回も数え直した!) このリベットは写真では判りにくいと思うが、フロント・ウィンドウ前に新設された新しい2個のエアー・スクープはご覧頂けると思う。 また、旧タイプのボディーにも存在した左フェンダー上のエアー・スク−プは、周りをリベット止めにした新しいモールドの物に変更されている。  
 その代わり、ボンネット上の左右の換気口は塞がれていて、真中の物だけが残された。 (NO.2) 
又、フロントの開口部もご覧の様に埋められ、左右にボディとラジエターを支える2本のバーと、ラジエターのモールドが刻まれている。  (NO.3)
 ライト部にも僅かな変更が見られる。ライト・カバー内に新たに2個の小さなランプが追加されている。
このランプは、ウインカ−を兼ねるフラッシャーなのか・・・?  (NO.4)

NO.2
NO.3

NO.4
 3) さて、サイド・ビュウはどうだろうか!? 基本的なボディ形状の変化は無いがボンネット・フックの脇に長方形の縦長の小窓が切られている。 多分エンジン・ルームの熱を逃がす換気目的の物であろう。 後期型のクーペには、この換気口が切られている物が実車では殆どである。又、このシリーズ2の外見上の特徴でも在るのが別パーツのサイドのマフラーだ。
 そのマフラー装着用に2個の穴が、元のマフラーの位置に開けられている。左リア・フェンダー上のフィラ−・キャップのモールドは埋められなくなっている。   (NO.5a-c)

NO.5a

NO.5b

NO.5c
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