The Special Report of M Speed Life.
The 1/24 scale Alfa Romeo Canguro Model of Midori-shoukai.
アルファ ロメオ カングーロ ボディレストア記 
 

by T.S.
 1) リアホイールアーチの修復
 リアホイールアーチがかなり削られているためオリジナルに近い形に戻します。今回のレストアで、一番手がかかりそうです。
方法は、手持ちのジャンクのなかから、修復部分の(R)に近いものを選び、接着し、それを(骨)にパテ盛りします。おそらく他車のバンパー部分です。実車やモデルの資料を見ながら、調整します。

 2) 塗装 
 タミヤエポキシパテ(高密度タイプ)で、リアホールアーチの成形をおわり、いよいよ塗装にはいりますが、大滝コブラ同様、ウィンドウ、座席ともに、バッチリ接着されています。
  コブラの時は無理に外そうとしてリアウィンドウの枠を折ってしまったので、今回は、全ウィンドウをマスキングし、塗装します。したがって、コクピット、ドライバーは、未塗装仕上げとなります。
 サフェーサーは吹かずに、先ず、ピンクを下地に吹き乾燥後、イタリアンレッドをふきます。
 3) 欠品部品の接着 
 *ヘッドライトとフロントグリル(マーク?)は、グンゼのアルファGTamのものを使用。
 *バックミラーは手持ちの中からオリジナルにちかいものを。
 *フェールキャップは(さかつう)
 *デカール(ゼッケンおよび四葉マーク?は手持ちのものおよびGTamから。
 *テールランプ、とヘッドライトカバーは物色中。
ヘッドライトカバーに関しては、オリジナルはついていたんでしょうか?
完成写真(ボーイズライフのスロット特集)をみるとついていないし・・・、よくわかりません。
(注:緑商会製 アルファロメオ カングーロには、ヘッドライトは付属しています。・・・Dr.Kより)
 6) 仮組み
 レッドを吹いたボデイーを仮組みしました。
 やはりリアアーチはいびつ!へたくそだなあ!と思いつつ、前よりいいや!と思い直しました。

 部品も有るものは接着して行きます。

 8) ホイールキャップ 
ホイールキャップは、レベルのBRMのものを使用。
オリジナルとはぜんぜん違いますが、これはこれで良い感じです。
 9) ついに完成!!
 なんとか、ヘッドライトカバー(前の写真のバキュームフォーム製のものを切り取った)もつけ終わり取りつけました。
テールランプはなんとマイナスねじ!また、ゆっくり合うものを探しますが、これはこれで良いかも。(笑い)


TOP : The Face and Sexy hips of a Midori-Shoukai's "ALFA ROMEO CANGURO".


TOP : It's a special coke bottle !!
 T.Sさん、本当にありがとうございました。ミドリのカングーロは、発売当時の1965年頃には正直言ってあまり興味がわかなかったのですが、今あらためてT.Sさんのレストア記を興味深く拝見させて頂いておりますと、非常に繊細なプロポーションを持つカングーロに今さらながら一目惚れしてしまいました。
緑商会というメーカーは、ローラ70GTを発売した後、ホンダF-1というこれまた評判が良いパイプ・フレームを使用したキットを発売、さらに実戦レース向きなキットであった2つのクリヤーボディを持つコンバーションキットを2種類発売するも、急激なモデルカーレーシング・ブーム衰退と共にいつしか緑商会は消えて行ったのでした。
そんな緑商会でカングーロの後に発売された“ローラ70GT”を実際に見て見たいと願ってやまないオヤジがここにいることをお伝えしながらこのコーナーを終わらせて頂きたいと思います。
編集長

GO TO TOP

GO TO LAST PAGE

(C) Photographs, reports by T.S.