まさにこのジオラマはそれまでのジオラマとはまったく違う一つの芸術作品と言ってもいいのではないだろうか。
そして、今井科学製の“ホンダN360”も杉崎氏の作品であり、オール杉崎作品であるところが価値があるのではと思う。
さらに岩を石で、そして雪をなんと小麦粉を利用して作り上げている。 今ではそれぞれの材料がジオラマ用に市販されているのとは違い、当時は周りのものすべてがジオラマの材料になっていたようだ。
ちなみになぜ小麦粉だったのだろうか?! 塩や砂糖ではだめだったんだろうかと、疑問も沸くがきっと色々試したあげくの結論だったんではと思いたい。
 しかしながら、モンテカルロ・ラリーなどのジオラマではなく、雪道を走るホンダN360という題名が心憎く、杉崎氏のモデルカー製作の考え方を垣間見る思いだ。
 


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