1966年11月号(No.13)より 雑誌内容が「モデルカーレーシングファンの専門雑誌」から「モデルカーの総合雑誌」へと変更された同誌は、今までよりもカープラモデルの製作記事の比率が増えたことにより、杉崎氏の得意分野が増えたように感じられた。
 特に今回より連載が開始された「プラスチックモデルカー製作のコツ」はこれぞ杉崎氏の真骨頂と思える企画であり、後々語り継がれることになる HOW TO シリーズとなった。今回は道具(工具ではない)についてであるが、今と違い使える工具はまだまだ少なく、そのため色々なアイデアを取り入れながら解説しているところが凄い。

 製作記事は、当時のコグレの自信作であった1/12スケール「LOTUS 33 CLIMAX」である。 タミヤの1/12スケール HONDA F1が発売される約1年前に登場したこのキットはその当時としては兄弟モデルの「FERRARI FLAT12」と共にステータスのある精密モデルと言われたが、タミヤ製と違い組み立てて完成させるのにはかなりの技術を要する内容であったのだ。しかし、杉崎氏はさらりと組み立ててコグレ社の広告写真としても取り上げられていたのはさすがである。
 
 





 
 

 


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