TOP : 1/24scale '68 Lotus 56 Turbine car.
This is a duplicate body from climax clear body.

 

  
TOP: This is a slot car specification.
 

  
TOP: LOTUS 56 shot in a panning style.
 
 
 前年の1967年に続き1968年のインディ500にはタービンエンジンを搭載したマシンが多数エントリーしていた。 前年はもう一歩で優勝というレースであったがタービンエンジンの優位性が証明されると否や主催者のUSACはレギュレーションを改定し、タービンエンジンにハンデを課すこととなる。 通常のレシプロエンジンと差が出ることは許されないのだ。
 しかし、そんな不利なレギュレーションにもかかわらず何種類かのタービンカーがエントリーしたが、結局決勝レースに進んだのは“LOTUS 56”のみであった。
 そして、レースはゴール間際までトップを走るも前年に続きトラブルでリタイヤ。 そして、この年を最後にタービンカーはインディより姿を消すこととなる。 理由は来年はさらにタービンカーにとって不利なレギュレーションになることが決定していたからだ。

 クライマックス製クリヤーボディとして発売された“LOTUS 56”は当時私も購入し、青柳製パイプシャーシを取り付けて走らせていた。 前年のSTPタービンよりも長方形でワイドなボディにはサイドワインダー方式のシャーシが楽に入ることも魅力であった。

 そして月日は経ちやはり有名オークションにて当時のクライマックス製クリヤーボディがジャンクボディとして出品されていたのを見つけるのである。 このロータス56も何か所かが切り刻まれており、このままでは使うことは不可能であった。 ちなみにセットで出品されていたのは有名な“マッキー・スペシャル”であったが、これも何か所が切り刻まれていた。あと“マクラーレンM8A”も一緒だったと記憶している。

 そして、LOTUS 38などと同様にレジン複製してみることにしたのである。
 カラー写真は、すべて複製したものを塗装し、自作デカールを貼って完成させたものである。
1台はスタティックモデルとして作り上げた。シャーシ、タイヤ&ホイールも適当なものをプラモデルの中より選んでレジン化してみた。 そしてもう1台は、スロットカーとして製作したものである。
 シャーシは真鍮製のLOTUS 38 などと同じタイプのもので再び自作したものである。 やはり実際の走行には向かないものだ。
クリヤーボディと違いタービン排気口はプラバン等で再現したので少しはリアル感が出たのではと思う。
 実車は4輪駆動方式のため、スタティックタイプでは前後タイヤの寸法は同じものを採用したが、スロットカー仕様では駆動系の関係で前後の太さが違ってしまったのはちょっと残念であった。

 チャンスがあれば、“ブラバム・フォード”なども複製して再現してみたいものだ。
 
 
   
 

 

 
 
 

 
 
 


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