幻の"R : 556" 1967年11月号No.24の広告に今までとは全く違うスタイルの"R : 556"インラインシャーシが登場した。 第一印象は、まるでドラッグスターのようなピアノ線主体の軽量シャーシであった。 フロントは今やAYKのスタンダードとなった感のあるピアノ線を利用したフリーホイールシャフト、今回はそれを別ピアノ線パーツを取り付けてサスペンション効果をもたらす仕組みだ。 ところがそれ以降も広告を続けていたところ、翌1968年4月号No.29の広告において販売中止のお詫びが急遽掲載されていたのだ。 その文面は下の画像の通りだ。 一体何があったのかコメントには詳しく書かれていないが走行性能に関わる欠陥が見つかったのだろう。 それともあまりにも強度的に問題でもあったのかもしれないが、今となっては闇の中だ。 |
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満を持して発売した "R : 555-5 シャーシ" 上記のR : 556 の販売中止に伴って発売時期を早めたのかどうかはわからないが、イラストにて時機発売予定のニューシャーシを紹介し、翌 No.31 の広告から新しい "R : 555-5 " 通称「ゴールドロッドシャーシ(インライン式)」を正式に発売。 そして、No.35 にはサイドワインダータイプの"R : 555-5"も追加発売され、あらたに「ゴーゴーシリーズ」と命名されていた。 当時、当方もこのシャーシを購入して使用した記憶はあるのだが、走行性能がどうだったかどうかあまり記憶に残っていない。 このシャーシは、AYKがアメリカにて販売実績があるようで、日本でも販売できると判断したのではないかと想像する。 シャーシの両サイドにあるボディとのマウント部分が上下に動くシステムを持ち、走行中にコーナーなどでGを受けた時にボディが上下して横向きのGを逃し、スムーズな走行が出来るという理論なのではないかと思うのだが、下記モデル・スピードライフ誌での解説にてその部分の改良を指摘しているのでご覧いただきたい。(ハッキリコピーされていないのでこの場を借りてお詫びしたい) さて。AYKのパイプシャーシの進化や変化を辿ってきたが、後半は「モデル・スピードライフリターンズ」の第2号で書かせて頂こうと思っている。お楽しみに! 駄文や個人的な偏見も含めお付き合い頂き感謝します。 |
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次回予告 インラインの逆襲!!そして、遂にアングルワインダーシャーシの登場!! 1968年、モデルカー・レーシング界は大手メーカーがスロットカー販売開発を断念し撤退していったことから、基本的にAYKのシャーシやパーツを利用した自作シャーシが中心の展開となった。 そして、サイドワインダー全盛となった時・・・・。 どうかご期待ください。 |
次回へ続く SEE YOU NEXT TIME !! |
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