タミヤ製A型スプリングサスペンションシャーシと D型ダイキャストサイドワインダーサスペンションシャーシの活躍 1966年のスロットカーシーンにおいて、タミヤ製のA型およびD型シャーシは全日本選手権、オール関東選手権などはもとより、各営業サーキットのマンスリーレースにおいても爆発的な人気を誇り、クリヤーボディとの相性も良く、特にA型シャーシは真鍮製ということもあり各参加者により改造されて大活躍していた。 下の画像は、1966年全日本チーム対抗選手権において、ストックカークラスに断トツの速さで優勝した”鳥海志郎”氏のA型シャーシ改である。当時の最強のスロットカーチャンピオンである。 後日その製作記がモデル・スピードライフ誌に掲載された。 このタミヤ製A型シャーシのフロント部をパイプで延長してストックカーのロングホイールベースに対応する方法は、当時のストックカーシャーシを作る際の最善の方法として用いられていた。 また、同年に開催されたオール関東選手権のフォーミュラクラスで優勝したスロットカーもA型シャーシを改造したものを使用している。このシャーシは、FT-16D缶の幅に合わせてA型シャーシを狭くして細いフォーミュラタイプのクリヤーボディに合せているのにはビックリした。 サイドワインダー方式のD型シャーシについては、A型の後を継ぐように人気となるが、ダイキャスト製というのがネックで半田が効かないことが問題点だった。ストックカーレースにおいては、1〜3位独占になることも多々あり、その優位性は群を抜いていた。ただ悲しいことにFT-36, 36D用に作られていたため、後にFT-26Dも搭載可能となるが、シャーシ本体は変更なしのため幅広タイヤ装着には向かずその後FT-26D専用のパイプシャーシや自作フレームに主役の座を渡すことになる。 |
![]() TOP :Tamiya A type modefy flame for 1/25 Stock car. The winner of 1966 all japan championship stockcar dlass. ![]() ![]() |
下記の画像は、66年オール関東選手権1/24フォーミュラクラスの優勝車である。 このシャーシもタミヤA型シャーシを改造したものだが、なんとFT-16Dの幅に合うようにシャーシを真ん中から切断して幅が狭いA型シャーシに改造、幅が細いライト工業製ホンダF1のクリヤーボディに対応している。 |
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タミヤ製 D型 シャーシは、1966年ロータス40が発売されるとその走行性能の良さで一気にトップの市販シャーシとなった。 ただ、ダイキャスト製のため半田が効かず各自独自のアイデアでクリヤーボディのマウント方式を模索していた。主に真鍮製ビスの部分を利用して半田でマウントを作っているケースが多く見られた。後にタミヤからアルミ製専用マウントが初のタミヤ製クリヤーボディ「フォードJカー」と共に発売された。 その後タミヤはD型ロングホイールベース仕様を使ったストックカーキットを発売したことにより、公式レースではこのシャーシがストックカー用として多く使用された。 一番下の画像はモデル・スピードライフ誌1967年10月号No23に掲載されていたクライマックス製クリヤーボディ フォードMKIV の製作記である。この時期は新しいクリヤーボディが出ると必ずタミヤ製D型シャーシを組み合わせることが多く、それだけポピュラーなシャーシだったと言える。 |
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