昨年、レポート第1弾として紹介させて頂いた「McLaren Toyota」復活プロジェクトの続編が前回同様“宮野 滋”氏より送られてきましたので、早速宮野氏の了解を得てここに現在の復活プロジェクトの状況を紹介させて頂きます。
 下記の写真が最新のMcLaren Toyotaであります。
現在“ダンカン・フォックス”氏の手により復元作業が続けられているのは前回お話したとおりですが、今回、ミノルタ・マクラーレン当時の仕様だったコクピット内のシフト位置がドライバー右側より左側に移動していること、また、エキゾーストの取り回しが、オリジナル同様エンジンサイド上側をまわり下方向にいくよう変更されていることが大きな進展です。
また、カウルなどのボディの写真はないのですが、すべて1969年日本CAN-AM時のカラーリングになっているとのことでありました。
ただ、気がかりなのは1970年当時そのままの状態のエンジンを果たしてオーバーホールするのかどうかであります。
当時のオリジナルドライバーの“鮒子田 寛”氏は近年日本CAN-AM優勝車をレストアしたスタッフがいるトヨタに頼むべきとの意見。
 ダンカン氏のスケジュールでは今年の8月頃には走行可能な状況にしたいとのことですが、まだまだ目が離せない"McLaren Toyota"であります。
 
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(C) Photographs & text report by Shigeru Miyano.