生沢の帰還

 富士GCシリーズの人気を支えたのは、スター・ドライバーたちであった。そのひとりがヨーロッパのF3レースで優勝を重ねながら、このGCシリーズのために日本に呼び戻された形となった生沢 徹であった。
 彼は1960年代に日本グランプリで様々なドラマの主役となってきたドライバーであったから、排気ガス問題で中止された日本グランプリの代替レースとして発生した富士GCシリーズには、どうしても必要なドライバーなのであった。そのために生沢も富士へと帰還し、ポルシェやGRD、あるいは日本製のシグマなどのステアリングを握って、中心的な役割りを果たすことになったのである。

by Joe Honda 


GO TO TOP

GO TO TOP PAGE

(C) Photographs, textreport by Joe Honda.

Special thanks Joe Honda.