学校医出務予定表を御覧になるとお判りのように、1学期に健診項目が集中しており、学校教職員も学校医及び医師会からの出務職員も限られた時間で4月から6月までをこなしている状況です。若松区では4月に学校健診懇談会を毎年、医師会館で開催し校医と校長、教頭、保健主事、養護教諭が顔合わせをして健診の打ち合せの場とすると同時に、懇親の機会を設けています。

　組織活動としては市学校保健委員会の若松支部として6月に役員会、秋に学校保健会の講演会を開催し学校保健に関する多方面の話題について専門家の講演をお願いし、知職の向上に役立つように計画を立てています。

　学校保健は、実に広範囲にわたる奥の深い領域であり、夫々の領域の専門職が集まる地域社会組織としての保健活動が必要な時代になっていて、その為には、まず各学校に於て、校長を始めとする学校教職員、学校医、PTA、生徒の代表等による学校保健委員会の開催が重要であります。残念ながら北九州市では、学校保健委員会を開催している学校は少なく、委員会を設けていない学校もあるのが現状です。医師会として地域活動の中心となっていくためには、各学校の校医の先生方から学校へ積極的に働きかけていただきたいと思います。