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愛泉保育園発行のびのび子育て新聞

平成18年7月1日発行 第42号


以下、今月の記事もくじ 【バックナンバーはこちら】


1.【コラム】30周年を迎えた行事

2. 子育てひろば

3. のびのび予定表

4. あそぼう赤ちゃん

5.【お知らせ】

6.【編集後記】愛泉保育園で積み重ねてきたこと

 
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1.30周年を迎えた行事

 

社会福祉法人しののめ会 理事 亀田 好子(かめだ たかこ)

 

「社会福祉法人しののめ会」は、平成18年4月で30周年を迎えました。

◆ ◆ ◆

創設者である私は、短大を卒業後、県立群馬学院(現在の自立支援施設群馬学園)へ週3回、英語の講師として教えに行っていました。

そこで出会った多くの子どもたちは、乳幼児期に親から放任され、家庭生活に恵まれず、非行に走ってしまった子どもたちでした。

私は、その様子に驚き、子どもは乳幼児期に大切にされ、大切に育てられなければならないことに気づきました。

そして、子どもが大切にされる場所をつくるため、昭和52年4月に無認可の「しののめ保育園」を開設しました。

◆ ◆ ◆

朝7時から午前0時まで子どもを預かり、日中しっかり保育をし、夜は夕食を食べさせた後早寝をさせ、親が迎えに来るまで楽しく過ごせるような保育を心がけていました。

その後、「愛泉保育園」として昭和55年4月に認可保育園となり、社会福祉法人として現在7つの施設を運営するに至っています。

◆ ◆ ◆

そこで、今年は30周年の記念行事として、私の大好きな「南こうせつ」さんのコンサートを企画しました。

「とも」の仲間もこうせつさんの歌が聞きたいという思いが一致し、実行委員会を作り、昨年12月より計画を立て、今年3月よりチケットの販売を始めました。

しかし、思うようにチケットが売れず、途方に暮れた時もありました。

それでもあせらず、毎日チケット販売に歩き、開催日の10日前にはみんなの力で1955席を完売することができました。

◆ ◆ ◆

そして当日は立ち見の方も出るほどの大盛況でした。

コンサートは40分も延長となり、最後は多くの方々が立ち上がり、一緒に合唱していました。

御来場いただいたみなさんにはコンサートの夕べを満喫していただけたと思っています。

コンサートの中でこうせつさんが言っていた「ひとりの思いが大切なのです」という言葉は、来てくださった方々の胸に刻まれたことと思います。

そして何よりうれしかったのは、「とも」の仲間の多くが最後まで楽しめたコンサートであったということです。

◆ ◆ ◆

これからも地域に根ざした施設づくりをしていく所存でありますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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2.子育てひろば

 

【テーマ】子どもの絵(その2)

 

2歳をすぎる頃から3歳にかけては「みたて・つもり活動」といわれています。

まず、手の働きの発達から見てみると、肩と肘の二点を支点とする運動となり、肩と肘の協応が完成してきれいな「ぐるぐる丸」になります。

2歳半前後より、閉じた丸や止まった縦線が引けるようになります。

◆ ◆ ◆

そして、それまでの手の運動の軌跡でしかなかった描画がイメージと関わりをもつようになってきます。

「何描いたの?」と聞くと「お母さん」というように、後から意味づけするようになりますが、(・・・みたて活動)単語による「みたて」です。

2歳後半から3歳代になると、はじめから○○(なになに)のつもりで描くようになります。(・・・つもり活動)

話しことば(認識)の発達場面から見てみると、「命名活動」から「お話活動」への発達です。

2歳前半では単語による「みたて」ですが、3歳代では相互の関係がしっかりしてきて、話しことばで意味づけるようになります。

◆ ◆ ◆

形を描くことを急がせず、絵の内容に対応すること、すなわち、お話に耳を傾け共感を持って受け止める姿勢が大切だといわれています。

子どもの意味づける話しことばは、単に絵の説明ではなく、たくさんの感情がこめられています。

「お母さんだよ」と描いた絵やことばには、お母さんに対する思いがいっぱいこめられているのです。

◆ ◆ ◆

描画活動は、単に形を描く活動ではありません。

豊かで人間的な感情、みずみずしい感性、胸の思いを語る力と主体性です。

生活経験と日常的な遊びの豊かさが基盤であることは、いうまでもないことです。

【出典】この文章は新見俊昌著『幼児の美術教育』を参考に制作しました。

 

●乳幼児期と絵

 

【2歳すぎになると】

「いただきます」してから食べるなど、待つことができるようになってきます。

2歳代は2つの世界の認識が育ち、「大きい・小さい」「長い・短い」など対の世界が形成されてきます。

○○(なになに)しようか?それとも○○(なになに)しようか?と2つの世界からひとつを自主決定させてみるとよいでしょう。

 

★関連ページ・・・愛泉保育園のページで年齢別の絵の変化を写真で解説しています。

 ▲ 【年齢別・幼児の絵の変化】

【注意】画像を多く使用しているページです。ほかのページより表示されるまでに時間がかかる可能性があります。

 

●手をいっぱい使わせて生活しましょう

 

着替えや簡単なお手伝い(例えばキャベツをちぎる、玉ねぎの皮をむくなど)をさせましょう。また、ハサミなどの道具を使わせていきましょう。

 

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3.のびのび予定表

 

【お知らせ】「のびのび」には動きやすい服装で、また場所によっては汚れてもいい服装でおいでください。

【ご注意】お車でお越しの際は、くれぐれも路上駐車にならないようにご協力をお願いいたします。

 

1.月曜日開催「のびのび」

【場所】愛泉保育園 【時間】午後1時から2時30分ごろまで

【開催日】7月3日・10日・24日/8月7日・21日・28日/9月4日・11日・25日


2.水曜日開催「のびのび」

【場所A】城南公民館 【時間】午後1時から

【開催日】7月5日・12日・19日/9月6日・13日・20日・27日

【場所B】愛泉保育園(プール)【時間】午後1時から

【開催日】7月26日/8月2日・9日・23日/

【詳細は下の表を参照してください】


3.土曜日開催「のびのび」

【場所】愛泉保育園 【時間】午前9時から

【開催日】7月15日・29日/8月5日・19日/9月2日・16日

●愛泉保育園のリズム室でおこないます。

●愛泉保育園に在籍していない子どもさんでも参加できます。お母さんだけでなく、仕事が休みのお父さん、ぜひ参加してみてください!お待ちしております!

●駐車場は、愛泉保育園の裏にあります。また、狭いですが「ぽぽろ」の入口の通路に駐車して下さい。


● 水曜日の「のびのび」 ●

日時

イベント

7月5日
午後1時より

★「七夕かざり」をつくろう!
●ノリとハサミを持ってきてね!
城南公民館で実施します。

7月12日・19日
午後1時より

城南公民館
●詳細はお問い合せください。

7月26日
午後1時より

★プール
●パンツ可・タオルをもってきてね!
愛泉保育園で実施します。

8月2日・9日・23日
午後1時より

★プール
●愛泉保育園のプールに入ります。
●プールが中止になっても、保育園で遊べますのでお出かけください!

9月6日・13日
午後1時より

城南公民館
●詳細はお問い合せください。

9月20日
午後1時より

★「動くおもちゃ」をつくろう!
●ノリとハサミを持ってきてね!
城南公民館で実施します。

9月27日
午後1時集合

★バスにのって『りんごがり』
●おやつを持ってきてね!
●六所神社に集合してください。

 

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4.あそぼう赤ちゃん

 

月曜日から金曜日の朝、9時から10時頃まで愛泉保育園の0歳児クラスの子どもたちと一緒におこないます。

4月、6月に入園した子どもさんは、お母さんの育児休暇中に「あそぼう赤ちゃん」に通ってきていたので、場所や保育士に慣れていて、入園後の保育園の生活への慣れも早く、ベットの柵や暖房器具の網につかまり立ちし、友達同士、保育士と「いないいないばあ〜」と楽しむなど、元気に遊んでいます。

 

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5.お知らせ

 

● 講演会のお知らせ ●

日時:平成18年11月19日日曜日

河添幸江先生の講演会を実施いたします。

詳細は後日ご連絡させていただきます。

 

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6.編集後記

 

【テーマ】愛泉保育園で積み重ねてきたこと

 

新聞やテレビ、ラジオで「早寝早起き」と取り上げられるようになり、最近は睡眠に関する内容が多くなっていますが、さらに「朝ごはん(朝食)の大切さ」ということが加わってきています。

◆ ◆ ◆

愛泉保育園では、20年以上も前から故河添邦俊先生に学び、「朝食は一日で一番大切な食事」であることをみなさんにお伝えしてきました。

保育園でアンケートをとってみても、朝食抜きの子どもはいません。

◆ ◆ ◆

でも、幼児から小中学生、大人に至るまで世の中には朝食を食べない人が多いのです。

低年齢の子どもは食べないというよりは、食べさせてもらっていないということでしょう。

◆ ◆ ◆

昼間、生き生きと頭を働かせるためには、パン食よりも米飯食のほうが優れています。

どんなおかずにも合うので、おかずを豊富にしやすく、まんべんなくいろいろな食品を食べられることにつながります。

どうしても夕食に重きを置きがちですが、時間に余裕がある夜に朝食分を作るようにし、夕食は今まで朝作っていたような内容にしてみるなど、時間の使い方を工夫し、河添先生がおっしゃっていたように、朝食がどの家庭でも「金の食事」となってくれることを願っています。

 

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