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愛泉保育園発行のびのび子育て新聞

平成18年4月1日発行 第41号


以下、今月の記事もくじ 【バックナンバーはこちら】


1.【コラム】仲間づくり

2. 子育てひろば

3. のびのび予定表

4. あそぼう赤ちゃん

5.【お知らせ】

6.【編集後記】

 
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1.仲間づくり

 

社会福祉法人しののめ会 理事 亀田 好子(かめだ たかこ)

 

最近、悪質な事件が多発し、低年齢の子どもまでもが狙われるようになり、本当に怖い世の中になりました。小学生たちは集団下校となったり、老人の方々のボランティアが組織化されたりしています。

しかし、このようなやり方は将来までずっと続くものなのでしょうか。子どもたちに「人を見たら泥棒と思え」とか「知らない人を見かけたら挨拶をするな」などと教えることは根本的な解決方法とはとても思えませんし、本当に寂しいことではないでしょうか。

◆ ◆ ◆

私はこの30年間、福祉の現場で人を愛し、受け入れ、信じて仕事をしてきました。

保育園の子どもたちにも、仲間づくりの大切さを心から伝えてきました。そのために表面的な言葉だけではなく、子どもと向かい合う具体的な行為を、保護者にも伝えています。

その行為を実行することにより親子関係は豊かになり、思春期のころの一番難しい時期でさえトラブルが少なく乗り越えることができます。

◆ ◆ ◆

今こそ、10年後20年後を見通した保育実践をしていかなければいけないと痛感しています。

今や高収入の家庭で生まれ育った子どもたちのほうが、高学歴となりそうです。幼い時から塾に通い、学力だけが人間の価値のように思われています。

目先の学力的な評価だけではなく、人間としての温かさを身につけた子どもたちが大人になっていく社会にしていかないといけないと思うのです。

◆ ◆ ◆

そんな願いを込めた愛泉保育園の実践が劇発表会でご覧いただけます。

今年も園児の関係者をはじめ、遠くは山形県、長野県、埼玉県の保育士さんを含め、400人以上の方にお越しいただきました。小さな保育園なので、駐車場をはじめとても大変な行事となってしまっています。

◆ ◆ ◆

保育士が毎日毎日、年齢に応じた臨機応変な遊びを保障していることが「舞台ごっこ遊び」の様子からうかがうことができます。特に、年長児の担任保育士はきめ細かく保育計画を立て、その劇発表会までの一年間を大切に実践していきます。

年長児にはセリフもありますが、その物語の内容を理解し、演じ合い、遊ぶ中で、一言一言を子どもたち自らが作り出していきます。どの子どもたちもすべての配役ができるようになるまで、仲間と一緒に劇作りを楽しみます。

その中で障害児も一緒に自分の役をしっかりやり通す様子は、多くの方々に感動を与えます。

◆ ◆ ◆

この保育実践のように、みんなの力が集まってひとつのことを成し遂げたときの満足感は、子どもたちの心の宝物として、きっと意味のあるものになると思っています。

時代の変化の中で、人との結びつきが薄らいでいることを感じる最近ですが、愛泉保育園の劇作りを通じて、私はより一層仲間とのつながりの大切さを子どもたちに伝え続けていきたいと思うのです。

 

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2.子育てひろば

 

【テーマ】子どもの絵

 

人は描いたり、つくり出す力をもって生まれてくるわけではありません。運動感覚・機能の発達を基に手を働かせ、いろいろな感覚を総動員して外界に働きかけていく中で、周りの世界を知り、それを頭の中にたくわえて、イメージや言葉を自分のものにしていきます。

とりわけ4歳以降の造形表現活動は、想定し、計画し、手を働かせ、道具を使って素材に働きかけ、つくり出し、描きあげるという「労働」であり、能動的な体験学習です。

◆ ◆ ◆

「手が虫歯になっている」とよく言われますが、テレビのイメージで頭の中がいっぱいになっているような受動的な子どもが多くなっている社会的状況の中で、自らの目を通じて豊かな感性の形成が人格形成の基礎能力を培う乳幼児期の活動として重要といえます。

◆ ◆ ◆

「生きる力」とよく言われますが、表現することは生きることへの積極性を示すものです。

生活に根ざした感動と思いを伝え合い、自らの手でつくり上げる造形表現活動を通して、子どもたちに育っていくものがあります。

1.豊かに感じる心(感性・感動)

2.深く読みとる力(認識) 

3.思いを伝える力(主体性・表現力)

4.つくり出す力(創造力)

描きあげ、つくり上げた喜びは、生きる力を大きく励まし、「やればできる」という自信は学童期の学習意欲の基礎をつくります。つくりだす力は生産活動の基礎となり、つくりだす喜びは働く喜びにつながることです。

【出典】この文章は新見俊昌『幼児の美術教育』を参考に制作しました。

 

●乳幼児期と絵

 

【0歳から1歳】

おむつの快・不快を感じ分ける力を育てる。腰の形成を重視します。

(描線の弱い子どもは足腰が弱い)

【1歳半の節】

乳児から子どもへの出発点。

歩ける、言葉をしゃべる、道具を道具として使い始める時期。

 

★関連ページ・・・愛泉保育園のページで年齢別の絵の変化を写真で解説しています。

 ▲ 【年齢別・幼児の絵の変化】

【注意】画像を多く使用しているページです。ほかのページより表示されるまでに時間がかかる可能性があります。

 

●赤ちゃん時代はしっかり「ハイハイ」

 

何かを見つけてはハイハイで移動し、つまんでみたり、握ってみたり、やぶいたり、振ってみたり、叩いたり・・・。そんなことを充分にさせてあげましょう。

 

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3.のびのび予定表

 

【お知らせ】「のびのび」には動きやすい服装で、また場所によっては汚れてもいい服装でおいでください。

【ご注意】お車でお越しの際は、くれぐれも路上駐車にならないようにご協力をお願いいたします。

 

1.月曜日開催「のびのび」

【場所】愛泉保育園 【時間】午後1時から2時30分ごろまで

【開催日】4月10日・17日・24日/5月8日・15日・22日/6月5日・12日・19日


2.水曜日開催「のびのび」

【場所】城南公民館 【時間】午後1時から

【開催日】4月12日・19日・26日/5月10日・17日・24日/6月7日・14日・21日・28日

【詳細は下の表を参照してください】


3.土曜日開催「のびのび」

【場所】愛泉保育園 【時間】午前9時から10時30分

【開催日】4月15日/5月20日/6月17日

●愛泉保育園のリズム室でおこないます。

●愛泉保育園に在籍していない子どもさんでも参加できます。お母さんだけでなく、仕事が休みのお父さん、ぜひ参加してみてください!お待ちしております!

●駐車場は、愛泉保育園の裏にあります。また、狭いですが「ぽぽろ」の入口の通路に駐車して下さい。


● 水曜日の「のびのび」 ●

日時

イベント

4月12日
午後1時より

城南公民館
●詳細はお問い合せください。

4月19日
午後1時より

★「こいのぼり」をつくろう!
●ノリとハサミを持ってきてね!
城南公民館で実施します。

4月26日
午後1時集合

★「嶺公園」であそぼう!
バスに乗っていくよ!
●六所神社に集合してください。(雨天中止)

5月10日
午後1時より

城南公民館
●詳細はお問い合せください。

5月17日
午後1時より

★「絵の具あそび」をしよう!
●汚れてもいい服装できてね!
城南公民館で実施します。

5月24日
午後1時集合

★「大胡風車」であそぼう!
バスに乗っていくよ!
●六所神社に集合してください。(雨天中止)

6月7日
午後1時より

城南公民館
●詳細はお問い合せください。

6月14日
午後1時より

城南公民館
●詳細はお問い合せください。

6月21日
午後1時より

城南公民館
●詳細はお問い合せください。

6月28日
午後1時集合

★「城南運動公園」であそぼう!
●城南プール前の広場に集合してください。

 

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4.あそぼう赤ちゃん

 

月曜日から金曜日の朝、9時から10時頃まで愛泉保育園の0歳児クラスの子どもたちと一緒におこないます。

4月、6月に入園した子どもさんは、お母さんの育児休暇中に「あそぼう赤ちゃん」に通ってきていたので、場所や保育士に慣れていて、入園後の保育園の生活への慣れも早く、ベットの柵や暖房器具の網につかまり立ちし、友達同士、保育士と「いないいないばあ〜」と楽しむなど、元気に遊んでいます。

 

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5.お知らせ

 

● コンサートのお知らせ ●

☆★☆『南こうせつ』コンサート☆☆★

主催:社会福祉法人しののめ会

日時:平成18年6月8日木曜日 午後6時30分より

場所:群馬県民会館大ホール

 保育室も準備しておりますので、事前にお申し込みください。

お問い合わせ:社会福祉法人しののめ会「とも」

 電話・・・027-267-1770


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6.編集後記

 

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