CMY(K)原器で減法混色、マンセル&CIE・デジタル・DTP対応コンピューターCMS誕生!

デジタル対応<RW CMYコンピューターCMS>Handy-Tセット



 デジタルにも完全対応できる厳密コンピューターCMSセット。この組み合わせにより、照明光源、色計算、モニタ調整、銀塩&デジタルの画像製作からプリントアウトにいたる全領域での幅広いカラーマネージメントが可能。画像の色調整も意のまま。



■Tセットの構成:

 RW標準カラービュアー
●同一光で透過原稿と反射原稿を比較検討可能。●校正・モニタ調整・プリントアウト・DTPすべての色根本問題を解決!●色評価AAA蛍光灯(色温度5000K内外、10W×1本内蔵)、照明・観察方向調整可、●閉じれば携帯バッグ、サイズ(390×450×95)。小物撮影可能!●反射最大A3、透過5X7インチ。●モニタ調整対応減光NDフィルター3枚装備。
価格:68、000円 ・別売・複写可能な追加照明装置:10、000円。・CIE-ABCD4光源対応専用フィルター(4枚セット):6、000円


 RWCMYカラースケール
EK社製025-50各CMY(CC)ゼラチンフィルター(各CMYについて025、05、10、20、30、40、50)及び10、20、40各NDフィルター(22×25ミリ、比色窓サイズ:16×32ミリ、精度:全波長域において±5%)内蔵。フィルター下に白色反射ベース(日本色彩研究所製反射濃度0.06無彩色色票)使用で透過色及び反射色を各約18万色以上つくり、比色窓で色を測り、色を記録、分析して色の差を見いだし色補正値が見いだせる。
 ・短冊状に構成したハンデイタイプ(270×60ミリ):39、000円
 ・リング状に構成したDXタイプ(250×300ミリ) :98、000円


 RW CIE Calc
RWCMYカラースケール対応色計算ソフト。
カラースケールのフィルターで組み合せた色を各光源ごとに透過・反射カーブ、x,y&色度図、HV/C値変換(C光源のみ)まで計算できます。Lab値からPhotoshopでデジタル色に変換・プリントアウト可能。色がグラフとカーブでわかるMac対応3.5CD-R
価格:20,000円


  RW プロスキャン-7 Bセット  プリントアウト調整に
(財)日本色彩研究所製反射濃度15段階<RW反射型グレイスケール3>と各濃度段階に対応する明るさコントラスト調整用デジタルガイド(4画像)・カラーバランス調整用カラーガイド(21画像)(Mac/Win PhotoShop 3.0J以上 )使用により、プリントアウトでのデジタルのトータルなカラーマネージメント(明るさ、コントラスト、カラーバランス)のグレイバランス調整が容易・確実の優れもの。 価格: 19,800円   


  ★RW 標準グレイ・プレート  モニタ調整に
ポケットサイズの18%グレイ反射基準誕生!裏面白(約90%)の特注アクリル板。更に、グレイ調整対応<デジタル基準画像>3.5FD同梱。スポット測光で適正露光判定可能。モニタ色調からスキャナ取り込み、プリントアウト(フォトショップR+G色補正±20)まで色再現・容易・確実!   価格:FD付き 4、800円 

●セット内容、価格:
1:<RW 標準カラービュアーM-1>68、000円
  CIE標準光源近似色温度変換フィルターセット6、000円
2:<RW CMYカラースケール>Handy39、000円
3:専用色計算ソフト<RW CIE Calc>Mac対応 3.5CD-R20、000円
4:<RW プロスキャン-7 >Bセット19、800円
5:<RW 標準グレイ・プレート>4、800円
合計157、600円

■照明条件
<RW 標準カラービュアーM-1>は色温度は約5000Kであり、カラー写真(スライド、プリント)、色校正、一般色判定・色検討、色観察に適しています。CIE標準光源に対応させるには蛍光ランプ部に<CIE標準光源近似色温度変換フィルター>を指示に従ってセットして下さい。

■色の作り方
@スケールの比色マスクを右から押し、左から直角に引き出して下さい。Aフィルター片を右上直角に引き上げると比色マスク右側に透過色が得られます。透過色はRWカラービュアーの透過原稿ユニットを使用して取り扱って下さい。 B反射色はフィルター最下部にある白色面ベースを使用して下さい。 CCMY各原色は025単位で約60段階に混色可能。●CMY等価の組み合わせでC+M=B、C+Y=G、M+Y=Rが得られます。●20C+40Yのように、比率を変えれば黄緑等の中間色相が得られます。●得られた色は、そのCMY値を専用色計算ソフトMac対応<RW CIE Calc>をモニタに呼び出してのボタンプッシュでCIEXYZ系データ、HV/Cデータ、Labデータ、その色度図上の位置、分光分布を即座に得ることができます。

■色の測り方
測ろうとする色を比色マスクの左側におき、右側に隣接してフィルターで等色させます。025単位の等色が可能です。●等色した色のCMYはそのまま色濃度を示します。●視感測定した色は上記<RW CIE Calc>にてCIEデータを得ることができます。色の加減算、YMC量とBGR量、色環、純色量と無彩色量、色差量、補色の見いだし方、色補正の方法など、色彩学的な考え方、また実際的取り扱い方については、初版<RWカラーシステムその原理と方法>、RWカラーシステムによる<色の作り方、測り方>(3.5FD同梱)をご参照下さい。

■色の差と加減算
A、B二色を比色窓に並べ、一方にフィルターを用いて等色させれば色の差がわかります。たとえば、タバコのPeaceとHi-Liteの色の差は30C+32.5M+20Yという数値がわかり、したがって、目的の色にするには何色をどれくらい加えればよいか、または差し引けばよいかの指針を得ることができ、<RW CIE Calc>によりそのCIEデータが容易にわかり、色度図上の取り扱いも可能になります。

■色のデジタル化
つくった色、測った色のCMY(K=ND)値を<RW CIE Calc>を使って色計算し、Lab値を読みとり、その数値をPhotoshopのカラーピッカー(右)に数値を打ち込めばデジタル近似的色を得ることができます。色のデジタル化が容易に可能です。

■色画像製作
銀塩フィルム、デジタルカメラによる色再現は、撮影時に<RW標準グレイ・プレート>を被写体位置において適正露出を測るとともに、その露出で同グレイプレートを撮影することにより色再現基準が記録され、●プリントではこれが反射濃度0.7のグレイになるよう調整、●またデジタルではフィルムスキャナでGプレートネガをプレスキャンしたそのグレイバランス条件で被写体ネガを(プレスキャンなしに)取り込めば、色の歪みも明るさの偏りもない画像取り込みが可能。したがって、従来困難であった色画像製作が容易確実に可能になります。

■モニタ調整
<RW標準カラービュアー>に適当減光フィルター(たとえば45(30+15))を蛍光ランプに装着して<RW標準グレイ・プレート>を照明し、3.5FD同梱<デジタルグレイ基準>をモニタに呼び出し、これが実物と同じ明るさ、同じ色になるよう調整することにより正しいモニタ調整が可能になります。説明書ご参照。

■プリントアウト調整
RW方式は、それぞれのプリンター、用紙に対しそのプリンタードライバーではなく、<濃度・コントラスト・カラーバランス>が偏る方向とは反対方向に出力するPhotoshop画像をシフトさせることにより正しいグレイバランス調整を可能にします。<RW プロスキャン-7 >Bセットなら、プリンター、また用紙ごとの<明るさ・コントラスト・カラーバランス>調整データが容易・迅速・確実に見いだせます。説明書ご参照。


参考文献:ダヴィッド社刊「新版・写真技術ハンドブック」(1-7・ccフィルターによる色の取り扱い法P.41−49)。
●コンピュータソフトの使い方:
1)1にてABCD光源を設定。
2)2に透過色、反射色を選択。
3)3にてクリア。
4)4にて使用フィルター値を打ち込むとそれが5に表示され、その色度位置がグラフ6、分光分布7、XYZ、xyz、主波長、刺激純度、Lab、更にC光源・反射にかぎってHV/Cが8に表示。

●Lab値が判るので、たとえばPhotoshopのカラーパレットに入力すれば、その色をデジタルデータに置き換えることが可能。
●反射色は、C光源でのHV/C近似値が判り、色票にはない高彩度色の近似数値が見いだせる。
●それらの色は、いつでもカラースケールで再現し目視と数値で検証可能。なおシステムの原理については、ダヴィッド社刊「写真技術ハンドブック」(P.41−49に詳述)をご参照下さい。


■その単位、その精度はガラス一枚相当近似025単位!その数値厳密・その高精度を証明。驚愕のデータ公開!

■透過色・・・ 同一に見える色 そのCIEデータの比較




上:コダックカタログ記載値下:<RW CIE Calc>による値(光源/C) 
主波長刺激純度
80A475.nm43%30.20.22370.2170
30M+90C475.nm42%29.70.2240.218




上:コダックカタログ記載値下:<RW CIE Calc>による値(光源/C) 
主波長刺激純度
85B585.7.nm48%55.50.42470.3805
50Y+10Y+05Y+30M582.nm47%50.30.4130.390

・コダック80A(3200K→5500K変換)と85B(55000K→3200K変換)のRWスケール色も色・データともに驚くほどの一致。
■その反射色・85B近似65Y( 50+10+05 )+30M+白色ベースの反射色HV/Cは5YR 5.0/9.2。JIS色票できわめて近似:B。しかし80A近似の反射色計算結果Cは7.5PB/3.5/15.6。高彩度のため色票ではスケールアウトするが、推定合致。それはRWCCMでJIS色票にない高彩度色データ検出可能を示す一例です。


●スケールで測ったタバコ色のHV/C値の検証
ハイライト
  
ショートピース
上記各HV/C値とJIS標準色票(日本規格協会刊)との参照していただければ、その精度をご確認いただけます。今後は個別キャリブレーションと計算ソフト連携の高精度カラースケールの開発、また色名表示、検索等にも取り組みシステムをより充実させたいと考えています。(*なお、計算値に万一問題部分がありましても交換以外の責任は負いかねますのでご了承下さい。)
■色差・色の加減算・色補正例:ショートPeaceHとhi-liteIの色の差は85C-55C=30C、42.5M-10M=32.5M、22.5-2.5=20Y。したがって、その差(30C+32.5M+20Y)をショートPeaceHから差し引けばhi-lite、反対にhi-liteに加えればショートPeaceHになる。また LUCKY STRIKE(Gn)G(90C+25Y)とKOOLL(100C+40Y)の差は10C+15Yである。このような色の足し算、引き算が025単位で可能、そしてすべての色を色度図上で取り扱いができるメリットは他に例をみない独自の大きな機能であります。
■色のデジタル化:で得られるLab値をPhotoshopカラーパレット入力により、測った色を容易にデジタル色に変換可能。モニタ調整・プリントアウトの色コントロールは<RWプロスキャン-7 Bセット>で容易確実。説明書をご参照下さい。

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