ポジポジプリントに挑戦しよう

●撮影時に照明光を記録しておく
ポジプリントは、どのような色にプリントすればよいかがはっきり確認できるから、プリントしやすいとはいえ、案外正しい色に仕上がっていないことが多い。理由はすでに述べたように、フィルムや光源、現像によってぱらつきがあるからである。その点RW方式ならスライドに色力プリがあっても、プリントで補正されるので被写体の色が正しくプリントできる。そして、なによりも成功率が高い。そこで照明光ポジを使って、確実にプリントが作れる方法を紹介しよう。

●チパクロームでもパーフェクト
1.プリント原板写真
右の写真の1-BCDEは、プリントしたいスライドである。そして写真1-Aはそのスライドを撮影したときRWDFを使って写した照明光ポジである。

2.テストプリント
Aの照明光ポジを引伸機にセットして、ストライプテスターでグレーテストを行う。フィルターは、印画紙の袋に指示されたフィルターをセットする。安全光はないが、ネガペーパーに比べて印画紙の感度は低いので、レンズの絞りはF5.6くらいにセットする。タイマーの露光秒数は、30秒にセット、ストライプテスターを回転させて30秒のテスト露光をかけて、ドラムにセットして指定処理をする。

3.テストプリントの色判定
テストは完全に乾燥させる。生乾き(べとつく間)では色判定を間違う。

A)ネガの場合と同様、RWCCフィルターガイドの2、または5の力ードでテストの色に一番近い部分をさがす。ポジプリントでは八イライトとシャドーで色調が違う場台があるので、RWグレーサンプルのNo.7に近い濃度の部分で色を参照する。

B)チャートの位置が決まったらポジプリントの場合は、右の写真のように数字と記号が印刷されている透明フィルムを力ードの上に重ねると、その色の上に指示されるフイルターが加えるべき補正フィルターというわけである。

C)カラーヘッドのフイルターを補正して、もう度ストライプテストをし、できるだけグレーに近くしてフィルターを決める。

D)テストがグレーに近くなれば、No.7の力−ドと同じ濃度の部分をさがして露光秒数を判定する。この場合はテスト露光が30秒なので、プリントに焼き出された数値を3倍して、これをタイマーにセットする。

E)これでグレーが正しく出るときのフィルターと露光秒数が決まったのでコンタクト作りと本焼きに入る。引伸機からグレー力−ドを抜いて、ネガの場合と同様にプリントしたいポジ全部のコンタクトを先に作り、コンタクト上で正しい調子のスライドを選んで8X10インチにプリントすればよい。マウント済みのスライドは、マウント部をテープでつないでカラーぺ−パー上にのせる。ガラスで押える必要はない。ともかく、こうすれぱだれにでも確実に、しかもスライドよりも、いい色のプリントが作れる。


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