<新種疑似赤外カラー誕生!>
<RW フォールス 赤外カラーシステム>

●緑葉が赤色系(赤、赤紫、ピンク)に!赤外フィルム不要の疑似赤外カラー!肉眼と全画像・映像(デジタル&銀塩・ビデオ)で驚異の幻想赤外世界を展開!●厳密色再現<RWリゴシステム>に次ぐRWの画像革命、衝撃の第2弾! 

■目的:疑似赤外カラー、画像解析、鑑識
■内容:75ミリ角薄膜
(ポリエステル膜に塗料コート, 厚さ:82ミクロン)
    6色、6枚セット。(英国Lee社製)
 種類と色
 1:B(Blue)青、 2:Y(Yellow)黄、
 3:V(Violet)紫、 4:P(Pink)ピンク、 
 5:Br(Brown)茶、 6:O(Orange)オレンジ.
  (各透明ポリ袋に番号と色を記載、フィルターには記載なし。)
●特長:組み合わせにより、RGB光を極力抑えながら均等にごく僅か、そして赤末以長波長光を強く透過させ、緑葉の緑反射を抑え高赤末反射光を捉えてクロロフィル緑を赤方向に変換させることを特徴とする。組み合わせにより疑似赤外効果多様。
●対応カメラ:赤末感度を有する多くのデジタル&ビデオカメラ。
●対応銀塩フィルム:スライド製作用など赤末に感度を有するカラー及びモノクロフィルム。赤末に達しないものは効果はありません。
●付属品:ソニーサイバーショットD-700、フジDS-300及び銀塩フィルムによる効果作例3.5DF付き。(RW/HP参照)
●お断り:発色効果はCCD、フィルムにより微妙にまた大きく異なります。赤末感度を有しない銀塩フィルムは、通常の色フィルター効果は得られますが、疑似赤外効果(緑葉が赤く発色する効果)は得られません。


必ずお読み下さい

RW FC-1は3枚重ね仕様の性格上、フィルター精度、平面性、微細な擦り傷、塗布ムラ、干渉等による色ムラ(これらは実用上はまったく問題ありません)により厳密には画像の解像度低下によりソフトフォーカス方向になることは避けられません。
上記によって製造上問題がある場合において返品、交換に応じますが、それ以外についてはご容赦下さい。

また、中央部には絶対に手をふれないで下さい。水洗いで指紋等の除去ができますが、その際に強くこすらないで下さい。強い摩擦やテープ等の粘着材によって、色移りが生ずる場合もあります。ご注意ください。 


●インターネットのRWのHP(http://www.mmjp.or.jp/rwicp)で効果をご確認下さい。 
●FC-1 セット価格:3.5FD付き 4、800円  


参考画像 1<セントラルパークの幻想>その1
これも<幻想の風景>である。ロングアイランド大学でワークショップを終えたあとの1997年8月7日午後 ニューヨーク マンハッタン セントラルパークでの撮影。富士デジタルカメラDS-300のレンズに特製赤外フィルターを用いて撮影。左の撮影ファイルのサムネールに箇所を矢印で示す。<フォトショップ>でコントラストは上げたが、カラーバランスは調整しない画像状態。 350dpiのサイズをそのまま印刷。市販デジタルカメラによる赤外撮影の成功は、これもおそらく世界最初であろうと思う。(多摩美術大学紀要第13号“DTP作品集「リゴグラム<幻想の>風景」(ダヴィッド社刊)における色のアート&サイエンス”より抜粋。本文はカラー印刷。)



参考画像 2 <セントラルパークの幻想> その2
手前はボートを漕ぐカップル。ぶれている時間だけ露光がかかっている。三脚はフリーマケットで買ったドイツ製50年ものが役にたった。
同じ場所での赤末に感度のある銀塩スライド複製用カラーフィルムに、同じ特製赤外フィルターを用いて撮影。ネガ現像後、それをポジとしてフィルムスキャナに取り込み<フォトショップ>で反転。これも画像調整はほとんどしていない。コダックの専用赤外カラーフィルムを使わないでこのような赤外効果を可能にした例も世界ではじめてであると思う。
どうも、植物の本質は緑は偽装であって赤のようである。でなければ、赤い光を緑の光の百倍以上も強く跳ね返しているその理由はなんであろうか。本質を突くなら、絵描きも緑葉を赤く描くべきである。  現時点での私の解答の一つは、足下の大事な水資源を蒸発させぬよう熱線(赤外)から身を護る、それはたくみな保水術なのである。だから、人間は、樹や森を切り取るたびに地球の温度が上昇して、やがて滅びてしまうことを知らねばならないのだ。(多摩美術大学紀要 第13号51ページより)

                          

■RWフォールス赤外カラーの原理・・・赤外フィルム使わずして、フォールスカラー創出!
緑葉が反対色の赤色系(赤、赤紫、ピンク)に!しかも通常物体色はあまり色が変わらずという驚異&不思議&衝撃の疑似赤外世界の原理は簡単。緑葉は緑と赤末二つの反射ピークがあり、通常赤フィルターは緑も赤く見えるが、BとG光を完全にカットするので視野全体が赤一色にしか見えない。そこでRW/FCの登場!可視光RGBをごく僅かだけ大体均等に透過させながら赤末を強く透過(図1)させると、人間の眼は780nmまで感じるので通常の物体(図2の緑)などは視覚に近い色を示すが、緑葉(図3)(また化繊など強い高赤末反射物)は赤系統(赤、赤紫、ピンク)に視覚される。CCDは赤末感度豊富だから同様な驚きのフォールスカラー効果、新緑の季節に桜満開に似た疑似赤外効果が即座に得られる。一般撮影用カラーフィルムは赤末感度が700nm以前で抑えられているので冬景色に写っても疑似赤外カラー効果はない。
幸い、銀塩でも複製用に赤末にも感じるものがあった。分光感度により発色が微妙、多様に異なってくるが、赤外にあらずして赤外!
そこに新しい不思議な疑似赤外幻想色世界が誕生する。
  


組み合わせフィルターの分光カーブと参考濃度
  参考濃度
Type.1:2.72
Type.2:2.58
Type.3:2.24
Type.4:2.14
Type.5:1.87
   ( PDA-85 )

  
<RW FCフィルターの使い方>
 以下の組み合わせにより 高濃度ND同様の透視効果において赤末以上の赤外高反射観察用赤外ビューイング及び疑似赤外撮影用フィルターとして使用可能。
●Type.1 の組み合わせ =( 1:B)+(2:Y)+(3:V)
コンクリートなど中性グレイはグレイに近く見えながら、濃度高く、疑似赤外効果(緑葉などの高赤末反射物体の赤発色)がもっとも顕著。
●Type.2 の組み合わせ = (1:B)+(2:Y)+(4:P)
Type.1を明るくした形で、同様にグレイバランス良好。
●Type.3 の組み合わせ= (1:B)+(4:P)+(5:Br )
 肉眼では、Type.2より青っぽく、赤と青のコントラストが強調。
●Type.4 の組み合わせ= (1:B)+(2:Y)
●Type.5 の組み合わせ= (1:B)+(5:Br)
■フィルターはホルダーに入れご使用下さい。いずれの場合もテスト撮影でタイプごとに段階露光を与え、フィルターの組み合わせと露光量を決定して下さい。
■デジカメ、ビデオカメラの場合:
●ソニーサイバーショットではType.1、2、3、またフジックスDS-300ではType.4、5、その他カメラ、WBセット、露出で効果は異なります。
■銀塩の場合:
・ネガカラーはkodak Vericolor Slide Film(5072)とフィルターはtype.3、type.5、type.5+E等が有望です。・スライド製作用のkodak Slide Duplicating Film(5071), Fujichrom CDU Typeなどは効果は微弱ながら使い方によって面白いかもしれません。いずれも、ISO約3〜6近辺でテスト撮影して下さい。上記タングステンタイプ使用の場合は、デーライト用変換<EO(オレンジ)>の使用によりブルー感光を抑制できますが効果はまちまちです。
■フィルター濃度と露出:2.0〜3.0のNDフィルター使用時に類似(表1参照)します。日中でも、とくに銀塩では三脚が必要です。
■赤変換効果(赤、赤紫、ピンクほか)は赤末反射の状態、使用CCD、銀塩フィルムの分光感度、WB、露出ほかによって著しく異なります。  
●参考画像1、2は類似していますが上記フィルターと異なります。

このシステムの重要性は、人間がやたら樹や森を切ってはいけないという<植物と地球からのメッセージ>を教えてくれることです!

<クロロフィル・レッドの発見と画像撮影達成の経緯>
多摩美術大学紀要より:・・・すべては連続線上にある。バラバラのものがいつの日かつながってくる。 ・・・そもそもの発端は、授業中の三原色の話。コダックマイナスBのYフィルター(12)、マイナスG(32)、マイナスR(44A)が純なRGBをつくり、三枚重ねではRGB光すべてがカットされ黒、何も見えなくなると窓外を見たその瞬間、緑の葉っぱが赤く見えた気がした。フィルターをぴったり目につけ今度はじっと観察すると、目の錯覚ではなかった。その現象をその年(1983年)の日本映像学会に発表、論文”緑の葉っぱが真っ赤に見えた!クロロフィルターの発見”を映像学誌に書いた。

緑葉は赤外線を緑よりはるかに強く反射させる。だからモノクロ赤外フィルムでは樹に白い花が咲く。コダックの赤外カラーフィルムは、赤外を赤に発色させるので緑の葉っぱが真っ赤に写る。それはコダック以外にはない独自赤外カラー世界というのが常識であったが、緑の部分を抑えて見れば、赤末が目に入り肉眼でも赤く見える。いわば当然なのだが、その風景はどっきりするほど不気味である。フィルターをダイトラ染料で染めていろいろとつくり、ゴーグルもつくった。通常フィルムでの実験では赤末に感度が弱く、春景色が冬景色に写るが、肉眼で見るように真っ赤には写らなかったという経験はもう15年も昔の話である。・・撮影の成果はまずデジカメで実現した。デジカメは結構、赤末、赤外に感じる。新緑の季節に桜満開の景色が写せる。井の頭公園で5月に写した桜満開の映像をホームページで紹介、ついで銀塩でも実験。昨年はニューヨークのセントラルパークでデジカメと銀塩により撮影に成功。これを世界初の新種赤外として次の作品集でお目にかけたい。どれもこれも、原点の、プロトコルとメソッドの追求であった。(多摩美術大教授 脇 リギオ・多摩美術大学紀要第13号より抜粋の要旨)



<RW FCフィルターの効果>

以下にデジカメ、ソニーサイバーショット、フジックスDS-300、銀塩のkodak Vericolor Slide Film(5072)(ネガカラー)とkodak Slide Duplicating Film(5071), Fujichrom CDU Type II(いずれもスライド)の作例があります。これらの効果を参考にご利用ください。(右の画像はノーマル画像です。)


SONY D-700
(デジカメ)
Type 1
(AE露出補正+2)
Type 2
(AE露出補正+2)
Type 3
(AE露出補正+2)
FUJI DS300
(デジカメ)
Type 2
(P露出補正なし)
Type 4
(P露出補正なし)
Type 5
(P露出補正なし)
SANYO DSC-X1
(デジカメ)
Type 1
(オート)
Type 2
(オート)
Type 3
(オート)

KODAK 5072は、ISO 6で撮影、ミノルタQS-35にてポジ取り込み後Photoshopにて階調反転。
KODAK 5072
(ネガ)
Type 3
Type 3 コントラストアップ
KODAK 5072
(ネガ)
Type 5
Type 5 コントラストアップ
KODAK 5072
(ネガ)
Type 5+O
Type 5+O コントラストアップ
KODAK 5072
(ネガ)
B
B コントラストアップ

FUJI CDU IIは、ISO 6でAE撮影、ミノルタQS-35にてポジ取り込み。
FUJI CDU II
(スライド)
TYPE 1
(露出補正+2)
TYPE 4
(露出補正+2)
FUJI CDU II
(スライド)
V
(露出補正+1)
B+O
(露出補正+2)

KODAK 5071は、ISO 6でAE撮影、ミノルタQS-35にてポジ取り込み。
KODAK 5071
(スライド)
Type 1
(露出補正+2)
Type 4
(露出補正+1)
KODAK 5071
(スライド)
B+O
(露出補正+1)
B+V+O
(露出補正+2)
デジタルビデオカメラ
(Sharp 液晶ビューカム)
Type 1
(オート)
Type 2
(オート)
Type 3
(オート)


   脇色彩写真研究所 〒185 東京都国分寺市西恋ヶ窪1-12-2 tel/fax 042-323-5710