デジタル画像の大きさって?
photoshopなど画像を扱うアプリケーションでは画像を拡大していくと最終的に四角い一画素が現れてきます。その一画素は、たとえばRは56、Gは40、Bは240というようにRGBそれぞれが255を最大とする整数の値を持っています。コンピューターの中ではデータは2進法で処理されるので、先の例でRだったら56という値は2進法で00111000、Gは40だから00101000、Bは240で11110000です。だからたとえばハードディスクにはRGBの値はそれらをつなげて001110000010100011110000というデータが記録されます。こういった画素が集まったものがデジタル画像です。
さてデジタル画像はコンピューターの中でデータの集まりとして存在するのですが、出力機器によって様々な表われ方をします。たとえば、モニタに画像を表示する場合だとモニタ上には一画素の中のRGBの蛍光体が電子銃によってそれぞれ256通りの強さで光ることができます。つまり、一つの画素は256の3乗の1677万7216通りの色を表せます。もちろんコンピューター側の表示能力によってモニタ上に表すことのできる色数は限られてしまいますが、最近はフルカラー表示できるもの(1677万7216通りの色を表示できるもの)が増えてきました。
では、モニタにデジタル画像を表示するとどのような大きさになるのでしょうか。もちろん画像を拡大したり縮小したりすることができますが、データの一画素をモニタの一画素に対応させたときの大きさはモニタの解像度できまります。例えばデジカメの140万画素相当のデータは1280X1024ですが、これが解像度が72dpiであれば45X36cmですが、96dpiであれば34X27cmとなります。
ところがプリンターからこの画像を出力すると、またまた大きさが変わってきます。一般にプリンターの解像度はモニタよりもかなり高いので、もし画像の一画素をプリンターの一画素とを対応させると画像は小さくなってしまうわけです。先ほどのデジカメの例であると400dpiのプリンターに出力すれば8X6.5cmの大きさになってしまうのです。
もちろん画像データにはその画像の大きさを記述することができ、その大きさで出力するようにプリンターのドライバーが画像を処理しますので、上で書いたようなことは避けられますが、デジタル画像のデータを偽りなく出力すると画像の大きさというのは出力側で決まってしまいます。
つまりデジタル画像の生データは画素数分の画像データが集まっているだけなのです。例えば、80万画素のデジカメと140万画素のデジカメの画像は画質が違うというよりは画像の大きさが違うというのが本当のところです。ある大きさで出力すれば140万画素の方が画質がよい、ということなのです。
デジタル画像を扱う上で注意すべきことは、その画像データをなるべく劣化させずに扱うことが大切です。画像の大きさが変化しなくても、画素数が大きくなればそれだけ画質は劣化してしまいます。その際、画像の大きさだけでなく画像データの画素数を念頭において作業することが大切です。
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