◆◇50歳代◇◆

                         大羽りん

中国では企業トップがかなり若いことが多いことは
皆様も感じていらっしゃると思います。

30歳代の経営者は普通ですし、
40歳代も珍しくありません。

逆に50~60歳代の方が
企業のトップにいることが、中国では珍しい。


50、60歳代の人材が欠落していること。
それにはちゃんと理由があるのです。

実はこの世代の中国人は本当に受難時代だったのです。

いわゆる、「文革世代」。

「文化大革命」とは毛沢東氏が引き起こし、若者を巻き込んだ政治闘争。
1966年から1976年という10年の長きにわたって、
正常でない価値観がはびこっていました。

多感な青春の真っただ中で、
大学が何年も閉鎖されたり、
白紙答案を提出することが、もてはやされたり、
知識を身に付けることが「悪」であった時代。

勉強したいという意欲を隠しておかなければならなかった世代。
ようやく文革が終了した頃にはすでに勉強する機会を失い、
働かなければならない年齢に。。。。

もし50~60歳代で英語を話すことができたり、
専門技術がわかる人材がいるとしたら、
独学、苦学をしているはず。

日本では60歳代~70歳代の世代の方は、
右肩上がりの高度成長時代を経験しているため、
幸せな世代だといわれています。

しかし、ほぼ同じ世代の中国人は
苦難の時代を経験しているのですね。

政治体制によって人生って180度違ってしまうのです。
生まれたところで運命が決まるということって本当にあるのですね