鎌倉の電線のソフト地中化
2014年5月鎌倉の目抜き商店街を訪れる機会があった。無意識で歩いていたが、何かスッキリしているのを感じて、何だろうと思った瞬間「ソフト地中化」と言うものを思い出した。2006年頃こんな方法があることを知り、電力会社に来てもらって説明を受けたことがあるからである。実現しているものにはじめてお目にかかった。写真のように上はスッキリ空が綺麗に感じる。
説明しておくとこんなことである。
- 中空の金属製の電力柱を建てる(今の街路灯柱よりは太い)。
- この中空の中に、電力線や通信線を収めてしまう。建物への引き込みも地中である。
- 街路灯(防犯灯)もここに付ける。
- トランスを上に置く(上の太くなっているところがトランスで、カバーで景観を損ねないようにしている)。
とこんなものである。大山街道もいずれこんなものが出来ればよいと思う。早くやればよいのに、と思う人が居るかも知れないが、そうは簡単ではなさそうである。お金の前に、今の大山街道を眺めてみればおわかりだろうが、蜘蛛の巣のように地中や地上を這っている電力や通信線の整線、小型トランスの容量限界、などからはじめないとならないからである。