1. 市民のみなさんへのお願い

ダイオキシン問題は、決して労働者だけの問題ではありません。
彼らは、いわば炭坑のカナリヤであり、私たちに警告を発してくれているのです。
不幸にして、ダイオキシンを体内に大量に溜め込んでしまった彼らは、
特に現時点では健康に影響がないとされて、完全に放置されています。
将来の原告らの発症のリスクを少しでも小さなものにするため、
加害者は最大限の努力をすべきではないでしょうか。

また、私たちも、自分たちの出したゴミからダイオキシンが出るということを自覚して、ゴミの減量化に真剣に取り組むべきではないでしょうか。

裁判の傍聴、支援する会への参加、資金協力など、あらためてお願いいたしますので、ぜひご協力ください。

2. 専門家のみなさまへのおねがい

本訴訟では、国のダイオキシン政策の遅れを問うているために、
ダイオキシンおよび焼却技術をめぐる歴史的知見が大きな争点となります。
また、ダイオキシンに暴露した労働者の健康リスクや発症との因果関係など、
医学的争点も重要です。
したがって、化学者、エンジニア、医学者、法学者など、多様な専門家の援助がどうしても必要です。

文献や資料等の情報提供や、原告らの協力による健康管理プログラムの開発や、治療法の開発など、
さまざまなかたちでのご協力のお申し出がありましたら、ぜひご連絡ください。


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