2003年、未年が明けた。 1859年(安政6年) 吉田松陰処刑。明治維新への序曲の年。 さて2003年、もうひとつ、伏目、ではない節目の年だと騒いでいるギョーカイがある。 |
2003年1月9日 |
最近気に入っている曲名ギャグ。『アルツハイム・ゴーズ・バイ』『アルツ・フォー・デビー』『アルツ・イン・ワンダーランド』。 我が家から東名高速に乗るには、馬事公苑わきの道を用賀へ向かい、四つ目の信号を右折して砧公園入口で環八へ出る。第三京浜は、右折せずに直進して246を横断し、中町通り中町五丁目の信号を右折して多摩美大前で環八へ出る。 さて、そのような不安な日々に一筋の光明をもたらす新聞記事があった。 |
2003年3月4日 |
薮興業と布施院組の抗争は、予想通り薮興業の一方的な勝ちに終わったかのようである。 さて振り返って我が国はどうか、と考える気も起きないほど情けない有様だけれど、世界の国々がいかにしたたかであるか、がここ数カ月でよくわかった。 |
2003年5月6日 |
【新型インフルエンザの兆し】 で、そもそもウイルスとは何ぞや。
結局のところ、ウイルスは生物と無生物の境界を行きつ戻りつしている不可解なヤツなのだな。自立していない男みたいなものか。稼ぎのある女のところに転がり込んでヒモ生活。女が発病すると次のカモを探して……。しかもそこから出て行くときは何十人にもなっている、って考えるだけで不気味。 |
2003年6月2日 |
『ルート66』といえばジャズ版鉄道唱歌である。 という話をニューヨークの友人から聞いたときに、666がなんで縁起が悪いんだ? と質問したら、「そんなことも知らんのか」とあきれられてしまった。 |
2003年7月1日 |
以前、ある調味料メーカーが他社に追い上げられて業績が低迷したとき、社長が「消費量を増やし、売り上げを伸ばすにはどうすれば良いかを考えろ。優秀な案には賞を出すぞ」と全社員からアイデアを募ったので、皆必死になって考えた。粉末タイプのふりかけ式調味料で有名な会社である。 この数年大手、インディーズを問わずCDの売れゆきが下降線から脱出できない。各社深刻に悩んでいる。むろんわがBAJレーベルもご同様。 |
2003年7月31日 |
初対面のミュージシャンといきなりレコーディングする、という機会を久しぶりに与えられた。 さて当日。少し早めにスタジオに着いて「彼等どんな具合?」とプロデューサーに尋ねると、「楽譜持って帰って熱心に練習してましたよ」という返事が返ってきた。 |
2003年9月1日 |
「では次に、多大な御協力をいただきました株式会社**のH社長様よりお言葉を頂戴いたしたいと存じます。H社長、どうぞ」(拍手) これをやめろという権限はない。それにあれは練習ではなくて明日の本番のための会場音響の調整、つまりサウンドチェックだ。グループごとに楽器編成も音楽の傾向も違う。同じピアノですら奏者によってタッチもパワーも変わる。ましてヴォーカルは声の質、音域が違い持参するマイクロフォンが違い、コロガシ(足元に置くスピーカー=バックバンドの音のなかで自分の声を聴き取るために必要なのだ)に求める音質も違う。 サウンドチェックがどれほど重要なものか、をH社長に説明している時間はない。なにしろ倉庫の外にテントが幾張りもならび、模擬店にはジンギスカン鍋、いか焼き、寿司が用意され、お歴々がビール片手にフェスティバル前夜祭の開幕を待ち構えているのだ。 長引く不況で次第にさびれてきた港町に元気を取り戻そう、と地元のジャズ愛好家が実行委員会を立ち上げて実現したフェスティバルは今年3回目を迎える。 |
2003年9月29日 |
問題:次の歌詞ではじまる曲名を答えなさい。
もうおわかりかな。正解は(1) Summertime、(2) Fly Me To The Moon、(3) Sometimes I'm Happyの津軽弁バージョンだ。
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2003年11月4日 |
曲を作るのはともかくとして、タイトルにはいつも苦労する。 さて、曲名を考えあぐねたときに絶好の奥の手がふたつばかりある。タイトルの必要条件は曲が識別できれば良いだけのことだから、意味のある言葉でなくても充分なのだ。すなわちひとつは“造語”である。 |
2003年12月2日 |