録音

  1. 一般の方の場合、以前はテープ録音が主流でしたが、その後MD なども出てきました。しかし、今やテープやMDへの録音も廃れて来ました。その代わりに、パソコンやボイスレコーダーによる録音・CDへの焼き付けが主流になってきています。

  2. テープの場合には、テープを機器に入れ開始ボタンを押せば録音できたのですが、パソコンの場合にはそうは行きません。録音ソフトウェアなどの使用を含み、パソコンに慣れている人でないとなかなか使えません。ボイスレコーダーによる録音などは「簡易的ですが、融通が効かないもの」です。

  3. こんなことで、ホールで一番困っている点は、ホール利用の方が安直に録音できる機器がなくなっていることです。しかし、下記の表をご覧いただくと仕方がないのかも知れません。

  4. 比較表
    PC録音
    (慣れていれば)
    テープ録音
    (慣れていなくとも)
    記録操作 複雑ではない。
    (パソコンとソフトを立ち上げ、マウスでクリック一つで録音開始)
    容易
    編集操作
    • 容易、かつ録音実時間とは無関係で短時間で編集可能、
    • CDなどと同様に、情報を記録できる。
    • 再生で頭出しもできる、
    • 容易だが、録音実時間との等速で時間がかかる、
    • 音以外の情報は記録できない。
    焼付と配付
    • 容易
    • 複製しても音は劣化しない、
    • かつ短時間で複製可能
    • 録音実時間との等速で時間がかかる、
    • 複製すると音は劣化する、
    その他
    • 劣化も少ない
    • 保管場所も取らない(薄い)、
    • 長時間録音の場合には容量の大きなDVD discなども中間媒体としては利用できる。
    • discをPCへ短時間で取り込め、PCで音を聞ける、
    • CD1枚など20円?
    • などなどである。
    • 劣化はCDより大
    • 保管場所もCDより必要?

  5. こんなことで、メーカも機器製造はしなくなっていて、一般の方も早期に切り換えなければならない社会になってしまったと言えます。

  6. 記録は上記のようにパソコンに慣れた方なら簡単です。しかし、編集は録音ソフトに慣れていないとできません。しかも、編集には凝れば凝るほど時間を費やし、プロに依頼すればその分お金もかかります。身近な方に、そんなパソコン利用者に方が居ると一番なのですが。