診療所通信
        Clinic News Paper
No.99
2007/10/1

/                 川上診療所
 南紀白浜は海がきれいでミカンが美味しいところですね。そこに住む中学時代の私の友人が久しぶりに訪ねてきました。同窓会などにはとんと行ったことがなく、仕事に追われて今日まで来てしまって、だから話すことはどこかぎこちないわけです、初めのうちは。しかし夜が更けるにつれ、「オマエとオレ」の昔の関係にもどれば、話は尽きません。熱く語り合ったあのころの医療への想いと夢、ボクは医者になり、彼は社会福祉の道に進んだ・・・。彼の奥さんは看護師さん。そして彼の息子は父と同じ道を進み社会福祉士になった。私たちの望むものは何か、と目をつり上げることもなく、その晩は愉快に豊かに過ごしました。翌朝は一緒に自転車に乗って海辺を散歩。美浜大橋から東京湾を眺めて、彼いわく「あれが海つばめか?」。「いや、海ほたるって言うんじゃないかな。たぶん。」とボク。私たちの世代は、まだまだこれからもしっかりしなければいけませんな。
来月、ボクはまた一つ年をとります。困ったことです。

検診バス・・・・私はこの診療所を始める前、千葉県対がん協会(検診センター)で仕事をしていました。当時マンモグラフィのある施設はまだ少なかったため、検診バスで千葉県を廻ってマンモグラフィの普及に努めました。右の写真は最初に導入した検診バス「コスモス1号」です。それから10年が過ぎ、バスの引退時期が来ました。早いものです。そして現在、検診バスは超音波車も含め9台が活躍するようになりました。


体調管理は難しい・・・・臨床医検査技師の遠山です。今年の7月に一人暮らしを始めました。料理がしたくて始めた一人暮らしだったので、すべて自炊です。しかし、一人暮らしは気持ちが張りつめて、身体への影響もあり、疲れを自覚するようになりました。休養をとって仕事を休むことは、同僚に負担がかかってしまいます。そのことが気がかりでした。休んでいても気になって職場に行ってしまうこともありました。でも、それでは休んでいる意味がないことに気づいて、休養に専念しました。休んでいる間にいろいろ考えました。家族や職場の人、たくさんの人に支えられて、自分は生かされているのだということ。私はどれだけ心を込めて患者さんと接することができるか、ということを大切にしているのですが、実は自分が患者さんに支えられていると感じることがたくさんあります。だから仕事もがんばれるのだと思います。この通信がでる頃には、だいぶ涼しくなって過ごしやすくなるでしょう。これからも皆さんと共に歩める検査技師でありたいと思います。
体調の管理は難しいものです。ムリしないことが秘訣ですね。(院長)

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