診療所通信
        Clinic News Paper
No.85
2006/8/1

/                 川上診療所
 この夏、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。巨人ファンの橋本先生は、このところ元気がありません。しかし落ち込んでばかりはいられないと、元水泳選手だった彼は市民大会優勝をめざしてトレーニングを開始しました。目標は50m平泳ぎで35秒。凄いですね。私も先日、子供たちとプールに行ってきました。つい昨年までは犬かきみたいな泳ぎしかできなかったくせに、まともに泳げるようになっていて、こちらが呆然としてしまいます。「パパ、バタフライ教えてよ」「うん、こうやってな・・」。そうこうしているうちに何とかサマになってしまう。それにひきかえ私のタイムのあまりにお粗末なことと言ったら!
 乳がんの手術を受けた方には、腕のむくみ予防なども含め、水泳はたいへん有効なトレーニングです。手術後ばかりではなく、筋力の低下している人、関節痛のある人も、小児も高齢者も、多くの人にとって水中での運動は有効と言われています。しかしまあ小難しい能書きはさておき、水しぶき、水面の輝き、それだけでウキウキするじゃないですか!
暑中お見舞い申し上げます。(プール大好きな院長およびスタッフ一同)

・検診を受けない理由は?・・・・厚生労働省が3年ごとに調査する国民生活基礎調査の結果が発表されました。その中のがん検診の受診状況について見てみますと、胃がん検診は1776万人、肺がん検診は1100万人、大腸がん検診は1432万人、乳がん検診は836万人が受診していました(推計値)。一方、これらのがん検診を受けていない人は5190万人でした。予想以上に検診を受けない人が多いように思います。それではなぜ受けないのか、検診や人間ドックを受けなかった理由についての調査結果を見てみましょう。「心配なときはいつでも医療機関を受診できるから」という理由が一番多く(29.6%)、以下「時間がとれなかったから」(24.5%)、「めんどうだから」(17.5%)、「費用がかかるから」(15.3%)などとなっていました。そのほか「健康に自信があり必要性を感じないから」という意見や、その反対に「結果が心配なため、受けたくないから」というような回答も少なからずありました。近い将来、公的ながん検診やドックは縮小され、自己負担になっていくと予想されます。さて、日本の予防医学はどこに向かって行くのだろうか、考えどころですね。
皆さん、これからもどうぞ質の良い検診を受けて下さい。

・居心地の良い場所に・・・・受付事務の日比野です。週1回のペースで、お花を生けています。生けると言いましても、資格などを持っているわけではないのですが、以前に生け花をかじったことはあります。診療所の雰囲気に沿って、季節にあったものを生けたい!が、モットーです。皆様にとって「居心地のいい場所」を作ることも私の仕事のひとつです。「あ、こんなところにもお花が。グリーンが!」と、感じていただける雰囲気作りを大切にしたいと思っています。最近は、南国風のモンステラを追加してみました。いかがでしょうか。この季節は、涼しく感じられるためにも、器にグリーンを多く使ったアレンジを取り入れていきたいと思います。お花を長く持たせるには、水温を下げてみるのも一つの方法です。氷水を使ってみるのもよいでしょう。剣山に銅板が張ってあるものを使用していますが、これは私の最近のお気に入りアイテムです。これも水が腐りにくく、お花を長持ちさせるのだそうです。
この夏も、マイナスイオンいっぱいの診療所にしたいです。

・8月11日(金)〜15日(火)は休診とさせて頂きます。よろしくお願い申し上げます。

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