診療所通信
        Clinic News Paper
No.74
2005/9/1

/                 川上診療所
 今年の夏は暑かったですね。私はメダカの世話もあって、リゾートや旅行などには行きませんでした。メダカとは、娘が夏休みに小学校から持って帰ってきたもので、それを育てなければならないのです・・。始めはペットボトルを切った容器で飼っていたのですが、それではひっくり返りそうで(地震の時です)、まともな水槽に換えてあげることにしました。しばらくすると小さな卵が確認されるようになり、子メダカが生まれました。25匹も。甲子園が始まったころ、今度は息子がカブトムシをもらってきました。これもいつまでも虫かごに入れておくわけにもいかず、容器や木くずや餌ゼリーなどのグッズが必要となり、気がつけば我が家のリビングは、メダカ&昆虫館になっていました。私も妻もこの方面の趣味はないのですが、しかし夜中や明け方に、じっと水槽をのぞき込んでいる自分を発見して、新鮮な驚きでした。メダカやカブトムシは、過ぎし日の子どものころと何にも変わっていないのに、ボクの身の回りでは何が変わったのだろう。・・・。
夏休みはプールにも行きました。心配した腰痛も起きず良かった、良かった。

・乳房手術後のむくみ・・・・手術をすると、盲腸の傷跡だって時々うずくことがあるように、大なり小なり後遺症が残ります。乳がんの手術後の主な後遺症は、腕のむくみです。これは脇の下のリンパを切除するために起こる合併症ですが、最近は手術の方法が改良されてきたので、腕のむくみが起きる可能性は低くなりました。腕がむくむ原因は、腕の血の巡りやリンパの流れが悪くなるからです。マッサージをしっかりやること、冷やさないこと、筋力を低下させないために運動を続けること、けがや虫さされに注意すること、などなどの対策があります。また、腕の脂肪の増加、つまり肥満もむくみの原因の一つです。要するに注意することはたくさんあるのですが、おかしいなと思ったら早めに主治医や専門家に相談することです。むくみの専門家は日本にはまだまだ少ないのですが、原田和江先生(和光鍼灸院)はその数少ない一人です。ドイツ流のリンパドレナージ法を実践していますので、ご希望の方は訪ねてみてはいかがでしょうか。
連絡先は・・・和光鍼灸院:千葉市花見川区花園3-3-4.043(271)8089。

・初めまして・・・・4月からこちらで診療放射線技師として働いている小野寺桜です。以前は船橋市内の病院に勤めていました。私はマンモグラフィという乳房のX線検査を主に行っています。マンモグラフィ専用の装置を用いて乳房を圧迫して撮影するのですが、圧迫の際、多少痛みを感じることがあります。これには個人差があり、もちろん全く痛くない場合もあります。私も患者さんがなるべく痛みを感じないよう、また痛みがあっても不快な思いをしないよう努めていきたいと考えています。「ちょっと痛かったけど、また来年も来よう」と思って頂けたら幸いです。次へと続く一歩になれば!患者さんが様々な思いを胸にいらしていることを忘れずに、安心して診療を受けて頂けるよう努力していきたいと思います。“画像に命あり”いつもそう思いながら業務に臨んでいます。まだまだ気持ちだけが空回りしている部分も多々ありますが、どうぞよろしくお願いいたします。 
日本ではまだ少ないマンモグラフィをちゃんと撮れる技師、期待しています。(院長)


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