診療所通信
        Clinic News Paper
No.61
2004/7/30

/                 川上診療所
 今年は梅雨明けも早く、暑い日が続いておりますので、皆さんどうぞ御自愛下さいませ。私は朝早く起きて自転車で海辺を散策するのが、いつもの夏の日課です。これがけっこう気持ちいいですよ。朝はジョギングや散歩など「スポーツと健康」を考えている人が多いようで、これも見ていて気持ちがいいですね。腰痛の人は、暖めたり血流を良くしてから運動したほうがよいです。また、いきなりきつい運動をすると脱水になりますので、水分を充分補給してから運動を始めましょう。朝食はしっかり摂ること。肝臓にグリコーゲンを蓄えてから運動しましょうね。そうそう「ねばならない運動」はあまり良くないようで、「気持ちいいな運動」が、やっぱり心身の健康に良いようです。オリンピックに出るわけではないでしょ? 私は水泳と自転車がスポーツとしては好きなのですが、レースに出ようと考えたことは一度もありません。まあ、要するに、「根性がない」んですね。
8月12日(木)から14日(土)まで休診とさせていただきます。ご了承下さいませ。

・がん検診の今後・・・・下の図は、大阪府立成人病センターが発表した調査結果です。
「女性のがんは何が一番多いか」を示したものです。年々、乳がんは増えているのですが、こうしてグラフで見るとはっきり分かりますね。厚生労働省はマンモグラフィ検診を積極的に勧めており、近い将来、40歳以上の人はマンモグラフィ検診が中心になります。しかし、残念なことに30歳代の人の乳がん検診は廃止となるようです。国や行政は予算がないのでしょうか。また、大腸、胃、子宮、肺などのがん検診は従来通り1年に1回であるのに、乳がん検診は2年に1回になります。やはり気がかりな点はいろいろあるのですが・・・。

・暑中お見舞い申し上げます・・・・初めまして、4月から放射線技師として働いております松本恵子です。趣味は野球観戦、映画鑑賞、絵画鑑賞、ネコいじり、買い物、TVゲーム、旅行、読書、散歩・・・とにかくソワソワしているタイプです。私の主な仕事はマンモグラフィという乳房のレントゲンを撮ることなのですが、私が放射線技師を目指すきっかけの一つが、このマンモグラフィでした。というのは、乳がんを患った身内の「レントゲンも女の人に撮ってもらえたら、少しは恥ずかしくないのにね」という一言が、それまで普通の会社で事務員をしていた私が、医療の道に進む大きなきっかけとなったからです。ですから、この川上診療所で働くことが決まったときは、マンモグラフィと自分の、何か不思議な縁のようなものを感じました。まだまだ新米の私ですが、どうぞよろしくお願いします。
女性のための検査は女性がやる、これからはそういう女性プロが増えるといいですね。(院長談)




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