診療所通信
        Clinic News Paper
No.36
2002/7/1

/                 川上診療所
  診療所受付の伊豆さんは、今アフリカに行っています。『ウガンダは赤い土と豊かな緑の美しい国です。先日、サファリに行き、象、キリン、ライオン、バッファロー等々と遭いました。みな、優雅で見とれてしまいました。生き物ってこんなに美しいんだ、と何だかとてもうれしくなりました。そして、ナイルの源流からのラフティングはなかなかでした。2度ボートから放り出されて、終わってみれば青アザがいくつもできていました。ナイル川の味は、甘みがかっておいしかったです。』という幸せそうなエアメールが届きました。2ヶ月したら戻ると言って行きましたが、ホントに帰ってくるのかな? また来月には、2年間のアメリカ留学を終え、N先生が研究成果を携えて帰国します。さて、わが診療所も4年目を迎え、今年の夏はどうやらアツくなりそうです。
昨年の夏、私は北海道を自転車で走ったのですが、今年は行けるかな。

・3年間の実績は・・・・この7月で、診療所開設3年が経ちました。約6300人の新患の方が来院されました。開院当時は、月に400人ほどの患者さんでしたが、今は1400人くらいの方が来られます。職員も始めは6人でしたが、今は19人。しかし待ち時間は短くならず、本当に申し訳ありません。ホームページのアクセス件数は約42000件。ちゃんとした医療情報を書かなくてはならないと思います。私はがんの専門医です。この3年間に、胃がん、大腸がん、肺がん、子宮がん・・・たくさんのがん患者さんとお会いしました。乳がん患者さんは250人を越えます(新患診断数)。どの方にも一人一人の生き方や生活があって、ひとくくりにできない、私にとって大切な人たちです。短いような、長いような3年間でしたが、これからも診療方針の基本は、変えないで行きたいと思います。それは、普通のことができる診療所、です。
いつまでたっても赤字経営。この点に関してはちょっと情けないです・・・

・臨床検査技師の遠山 愛です・・・・ みなさんは、検査に対してどのようなイメージをお持ちですか?超音波検査は身体に負担の少ない検査で、いろいろな臓器の情報を得ることができます。そうは言っても病院で検査を受けること自体が、ストレスになるかも知れませんね。私が子供の頃お世話になった小児科の先生は、会うと安心できるような先生でした。その先生と出会って、私も患者さんの不安を少しでも和らげてあげられたらと思ったのが、医療に関する仕事に就いたきっかけです。そんな子供の頃からの夢がかなって働き始めて3ヶ月になります。患者さんとの出会いは新鮮で毎日が勉強の日々です。今日の患者さんと同じ心や体の状態で出会えることは二度とないわけですから、その一期一会の出会いを大切に毎日の検査を行いたいと思っています。
オカリナってご存じですか。優しい音色の笛ですね。わたしこれの名手(?)です。




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