診療所通信
        Clinic News Paper
No.31
2002/1/29

/                 川上診療所
 毎日寒い日が続いて、体も縮こまり気味ですね。先日木枯らしの中、「クルミ割り人形」(レニングラード国立バレエ)を観に行って来ました。日頃から時間に追われ、豊かな時間を持つなどと言うこととは縁がなく過ごしている身にとって、本当に素晴らしい一時でした。サンクトペテルブルグの冬は、日本よりもっと寒いのだろうけど、彼らは人を暖める方法を知っているんですね。別の休日に「シュレック」という映画を観に行きました。日本語吹替え版で家族サービス、と高を括っていたのですが、これがとっても面白かったです。人生は予定通り、とは限らない! こういうユーモアには、ポップコーンがよく似合います。2月になって日の出時刻も少しずつ早くなってきました。春はもうすぐだけど、日本の季節は12個あるから、この如月も大事に過ごしたいものです。
実は昨年末から胃が痛くなり、友人の医師に内視鏡をやってもらったのですが・・・(続く)。

・ストレスと胃がん・・・・日本でも女性の一番多いがんは、乳がんですが、十年ほど前までは胃がんでした。男性では相変わらず胃がんが多いようです。その胃がんについて少しお話ししましょう。精密検査で胃がんが見つかった人では、「イライラ」や「心配事」などの自覚的なストレスが多いことが、千葉県がんセンター疫学研究部のアンケート調査で分かりました。県がんセンターで胃がんと診断された6736人と、胃がんではないと診断された方のうちの3466人を比べた結果、「いつもイライラしている」と答えた人では、男性で約2倍、女性では約3倍、胃がんの危険(オッズ比と言います)が高かったそうです。きっと日本人に胃がんが多いのは、生真面目だからなんでしょうかねえ。では最近胃がんが減ってきて、乳がんが増えているのは何故なんでしょうか? その答えを私と一緒に考えてみませんか。考えるとやっぱり胃が痛くなる、ですか・・・。 
結果は十二指腸潰瘍。「これじゃ痛かったでしょう」と言われたときは、ウレシかったなあ・・・(続く)。

・私のアフリカ・・・・ 受付の伊豆美保です。アフリカは小学校の頃から行ってみたい国でした。その夢が、ようやく叶いそうです。太陽、土、草、動物。人が最初に生まれた場所、地球に生きるみんなの故郷! この春に、ウガンダ、ケニア、タンザニアの3カ国を巡ってこようと思います。これらの国には、ナイル川源流のビクトリア湖や、あのキリマンジェロ、野生の動物たちが生きる広大な国立公園があります。地図を広げて、計画を練っているだけでワクワク、心が弾んできます。私は日本に生まれ育って、これまでにいくつかの国を訪ねました。アジアやヨーロッパ、北欧やアメリカで町を歩き、文化に触れ、食し、多くの人と出会いました。そして見えてきた日本は、今まで以上に魅力のある所でした。さて、「私の源アフリカ」はどんなところでしょう! (帰朝報告が楽しみです。院長)
持つべきものは信頼できる医者。医者が言うんだから間違いない。で、治療法は仕事を休む事だそうです。無々。


多くの皆様から新年のご挨拶状を頂きました。心からお礼申し上げます。 スタッフ一同

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