診療所通信
        Clinic News Paper
No.27
2001/10/2

/                 川上診療所
 皆さんは、何か体にいいことをしていますか?スポーツとかリラクゼーションとか。医者は、ストレスが多いようで、一般に運動好きです。今日はわが診療所に来られる先生方の「私の健康法」を少しご紹介しましょう。小倉先生はダンス。彼女の踊りはテレビでも紹介されるほどのもので、素敵です。姿勢もよくて、いつまでも若々しい秘訣は、このダンスにあると思いますね。内田先生の柔道。ダイエットをしようと決めたら、ピタッと減量できるのは、やっぱり武術家の精神力なのでしょうか。橋本先生は往復15kmの道を歩いて通勤しています。街の様子や季節の変化が分かって、心理的にもいいようです。内科医であれ外科医であれ、医者は健康の達人、何が体に良いか悪いかをよく知っています。どこからそれを学んでいるかというと、それは患者さんから、なのです。
病気のことをよく知ってはいても、医者は必ずしも長寿ではありませんが・・・?

・食欲の秋ですね・・・食べ物のおいしい季節になってきました。では、食べ物とガンについての豆知識を・・・。トマトの赤い色素リコピンには、体内の活性酸素を取り除く働きがあります。南イタリアではトマトの好きな人が多いそうで、胃がん・大腸がん・直腸がんが少ないようです。リコピンはオリ−ブオイルと一緒に煮込むとさらに吸収率が高くなるんだそうです。イタリア料理、いいですねえ。和食では、納豆や豆腐などの大豆製品が胃がんにいいようです。大豆に含まれるイソフラボン(ポリフェノールの一種)は、がんを抑制する効果があります。このイソフラボンには、一部のエストロゲンに対して拮抗作用もあるため、乳がんや前立腺がんばかりではなく、更年期障害や骨粗鬆症に対しても予防効果があるようです。あとアルコールについて少々蘊蓄を。ビールはグラス1杯89キロカロリー(ご飯4分の1杯分)で、含まれてるビタミンB2は脂肪を燃やす、故にダイエットによろしい・・。では皆さん、どうぞこの秋おいしく食べて健康にお過ごし下さい。
憂いや悲しみや不安は、せめて食事の時は忘れましょうか。

・11月に赤ちゃんが産まれます・・・・ 看護婦の小川です。昨年の8月から、ここで仕事を始めて、私につとまるのだろうかと不安を抱えながらも、女性の立場として少しでも気持ちが理解できればとがんばってきました。患者さんを支える側になりたいと思いながら、気がつけば私が皆さんに支えられて来たのだと思いました。見知った顔に安心したり、会話の中で教えていただくことがあったり、ただニコッと笑顔を見せて頂くだけで優しい気持ちになったりと多々あります。本当は一人一人に会ってお礼を言いたいのですが、そうも行きません。この場を借りてお礼申し上げます。「短い間でしたが、ありがとうございました。どこにいても皆様の健康をお祈りしています。お元気で・・・。」
子育てはとっても重要な意味のある仕事です。がんばって下さい。


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