診療所通信
        Clinic News Paper
No.21
2001/4/3

/                 川上診療所
 4月、新年度のスタートですね。私の娘も小学校にあがります。赤いランドセルや新しい学習机で、彼女がこれから何を学んでいくのか楽しみです。娘が通う小学校には、塀や門がありません。校庭は公園のようになっていて、誰でも通れます。教室の壁もなくて、廊下から授業が丸見えです。ついでに言えば、運動会の徒競走も自由参加で、みんな揃っての入場行進もやらないそうです。ずいぶん時代は変わったなあと思います。そう言えば各地の病院も昔に比べて、きれいになって機能的になって、だいぶ変わったような気がします。病院も学校も、つまり医療と教育と、本当の意味で良くなってほしいものですね。
うちは「診療所」。名称は古風でも、中身は結構最新式なんですが・・・。

・女性スタッフと仕事・・・ 女性が仕事をするということは、なかなか大変なことです。わが診療所のレントゲン技師・高橋さんは近々オメデタ、院長としても祝福の気持ちでいっぱいです。が、産休でしばらくお休み。受付の藤井さんは高齢のお母様の看病のため、故郷に帰らなくてはなりません。院長の私として考えることは、女性にとって働きやすい職場をどう作るか、ということです。スタッフを増やし複数交代制にして、少しでも負担を軽くしようと思います。また若い人材を育てることも大切だと考えています。この4月からは新しく先生方も来てくれるようになり、また新人技師さんも2人加わりました。5年10年先にこの診療所を担うりっぱなスタッフに育ってくれることを、心から祈ります。どうか皆さん、暖かい目で見守って下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
医療は、何よりも中身が大切。つまり人ですね。

・どうぞ、お元気で・・・
 「出産・育児のため、4月から休職させていただくことになりました。男女雇用均等法ができた年に就職をして、仕事をする生活になじんできましたから、専業主婦の生活は期待半分、不安半分複雑です。しばらくしたら、復職したいと思いますので、その時はまたよろしくお願いします。甘えん坊の愛犬ポメラニアン(5才)が赤ちゃんと仲良くできるかも、心配です・・・」
高橋久美子(放射線技師)


 「十数年間この仕事を続けて参りました。川上診療所では、1年8ヶ月という短い期間でしたが、私の医療事務生活の最後を飾るに相応しい、素晴らしい職場に恵まれ、心から感謝しております。皆さんとお会いしながら、母のことを思ってしまう事もしばしばでしたが、これからは、母のそばで、皆さんおひとりおひとりの顔を、思い起こすことと想います。どうぞ、いつまでもお元気で。」
藤井美保(医療事務)


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