診療所通信
        Clinic News Paper
No.122
2009/9/1

/                 川上診療所
 以前、ご紹介しました猫の続きを書きましょう。我が家には生後7ケ月と5ケ月の猫がおります。体重は2kg前後と大きいので、見た目はもう可愛い仔猫とは言えません。来てすぐの頃は、むこうもこちらも慣れなくておっかなびっくりでした。獣医さんに連れて行ったときは、さぞや言うことを聞かないだろうと見ていると、「角膜をちょっとケガしていますね。ジャレていてよくあることです。」「お姉ちゃんの方は鼻水。風邪かな。」といとも簡単に歯や目を診察します。私にはできないすごい技、と感心したものです。しかし今では「ちょっと歯を見せてごらん」「爪切ろうか」と私も猫たちもすっかり慣れました。地震の時は、うちの子供たちが「猫は!猫は大丈夫!」と自分の事は後回しで、真っ先に猫を気遣っていました。この先、その子供たちが家を出てからもこの猫たちと暮らすのか、私の古稀(?)は猫と一緒に祝うのか、と思うと、エサをやりながら「どうぞよろしくお願いします」と呟く今日この頃です。
インフルエンザなど山積する医療の諸問題、こんな時こそ「癒し」は大切ですね。

乳がん検診の受診者数・・・・右の表は政府統計資料をグラフにしたものです。平成15年を境に、それまでの触診中心の乳がん検診がマンモグラフィを主体とした検診へと変化したことが分かります。更にこのグラフには書かれていませんが、今では超音波による検診も、若年者を対象に開始されるようになりました。これらの成果として早期発見が増え、治癒率が向上するものと期待しています。

看護師の山本です・・・・8月のお盆休みに「子供の甚平」を作りました。春先に手芸屋さんでかわいい浴衣生地を買っておいたのですが、ようやくそれに取り掛かったというわけです。毎日の洗濯に耐えられるようにミシン縫いとし、来年も着られるよう大きめにしました。ソーイングは自己流なので、本と首っ引きでの作業でした。子供たちは自分の分を作ってもらうのが嬉しいらしくチョロチョロまとわりついてきますし、家事で中断しながらも二日後にやっと出来上がりました。出来栄えはともかく、母も子も大満足。イメージした物を自分で作って完成させたという充実感。そしてそれを喜んでくれる人がいる。これは嬉しいことです。日頃はあまり子供たちにかまってあげられない分、何かしたかったのですが、結果として私まで幸せな気分になりました。「また何か作ろうね、そのときは手伝ってね」と子供たちと話しました。こんな風に書くととても良いお母さんのようですが、さてどうでしょう(笑)。
私(院長)も、うちの子供たちも、夏は涼しい甚平を愛用しております

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