診療所通信
        Clinic News Paper
No.11
2000/6/1

/                 川上診療所
 私の友人、村山寿美子さんからご本を頂きました。「トラウマ」「困った子供の育て方」「ママ・ファクター」などの翻訳をされていますが、今度は「子供のための父親の心得」という新刊です。仕事ばっかりしていないで子供の面倒もちゃんと見なさい、との諌言ですね。家族問題研究会(弁護士の渥美雅子さんが主宰)という会でも、最近の子供の問題がよくテーマになります。私たちはどこか間違っていないか、次の世代に何を残せるのか、医療の世界でもよくよく考えなければならないことです。ところで、私の息子はこの春から幼稚園に通い始めました。乱暴者でどうなることかと心配することもしばしばですが、週末に自転車の乗り方を教えようと思っています。だから今週は手術なしにしましょうか。

・新しい先生を紹介します・・・
赤倉早苗先生:千葉大学医学部産婦人科のご出身。カナダで卵巣腫瘍の分子生物学的研究をされ、帰国後子育てのため一時退職。それではあまりに惜しいので、現場復帰をお願いしました。新しい婦人科医療の視点を持つ素敵な先生です。毎週水曜日午前中の外来です。
百武恵子先生:千葉大学医学部第一外科から、この3月まで県がんセンター乳腺外科に勤務していました。小柄で優しく、看護婦さんによく間違われますが、実に繊細な手術をするのです。これからの乳腺医療を担う「怖くない」先生です。
内田大学先生:千葉大学第二内科、内分泌研究室の医学博士。面立ちは怖そうですが、気持ちは患者思いの頼れる先生なのです。3児の父。柔道3段。(隔週月曜日午後の外来です)
伴 俊明先生:同じく第二内科のご出身。千葉県対がん協会では甲状腺の責任者として、私と一緒に検診を担当してくれました。(隔週水曜日午後の外来です)

・「診療手帖」の使い方・・・ 当診療所の「診療手帖」には、病状・治療内容・検査結果などを記入していますので、ご自分で受けている診療の内容を確認することができます。また、次回来院されるときに、ご自分の症状や気になること、医師に質問したい事柄などを事前に記入しておくと、スムーズな診療を受けることができます。特に、体調が悪くて受診されるときは、その症状について整理しておくと良いと思います。@どのような症状か(例えば:咳が続く)Aいつからか(例:3日前から)B今日までに症状はどう変化したか(例:ゴホゴホ→コンコン)C何か対策をしたか、いつその対策をしたか(例:薬局で薬を買って内服した)Dその対策によって症状はどうなったか(例:少し咳が減った)などというように・・・。また「病気の記録/基本健診・がん検診の記録」のページがありますので、既往歴や検診歴が一目瞭然です。ご自分で書き加えていただくと、他の病院にかかるときにも役に立つと思います。
阿部恭子(看護婦・保健婦)・・・  .
「お酒に弱くて、白ワインでも赤くなってしまうんです。」
診療所通信の目次に戻る